集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

算数・数学で一日。

研究大会0808。 再び“暑い日”になりました。岐阜では41度になったようですが,今朝の当地は“涼しく”,夕方も“いつもの夏の夕暮れ”でした。  “いつもの夏”で過ごしたい。明日は…。  今日は,愛知県数学教育研究会小中学校部研究大会(安城大会)があり,参加しました。  『主体的・協同的に学ぶ算数・数学教育の実践』を主題に,分科会と講演がありました。  開会式に続いて,小学校3つ,中学校3つの6分科会で,12本の提案がありました。
○「できた・分かった・考えが深まった」と学びを高める児童の育成 ○ 操作活動をもとに,理由を示して考えを伝えられる子の育成 ○ 関わり合いながら,学び合う子どもの育成 ○ 自分の考えを意欲的に説明し,生活や学習に活用する子どもの育成 ○ 仲間と関わりあうことで,思考力を高める算数の学習 ○『数学的な思考力や表現力を高め,算数を学ぶよさを実感する児童の育成』 ○ データから生活を振り返ろう! ○ 自ら学ぶ生徒を育てる数学学習 ○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業実践 ○ 論理的に考察し,表現することのできる生徒の育成 ○ 関わり合いの中で,共に考え,根拠を明らかにして説明できる生徒の育成 ○ 問題解決に向けて意欲的に追究し,自分の考えをよりよくしようとする生徒の育成
 提案テーマから“今”を見出しますが,「もう一歩…」の思いも…。  午後の講演は,予定されていた講師が夏になって体調を崩されたそうで,愛知教育大学教授の山田篤史氏が「児童・生徒の実態と算数・数学科における深い学び」のお話をしていただきました。  講演は,
○ 深い学びを導くために,一般的にはどういうことが必要とされるのか? ○ そして,算数・数学での児童・生徒の実態は? ○(教科書を反省の鏡とすると)具体的な指導はどう考えたらよいのか?
を視点にして進められました。  そのなかで,6つの「深い学びに必要なこと」を提示し,それを教科書や学力テストを例にして,提案がありました。
○ 学習者が新しいアイデアや概念を既有知識や選考経験と関連づけること ○ 学習者が自らの知識を,相互に関連する概念システムと統合すること ○ 学習者がパターンや基礎となる原則を探すこと ○ 学習者が新しいアイデアを評価し,それらを結論と結びつけること ○ 学習者が対話を通して知識が創造される過程を理解し,論議の中の論理を批判的に吟味すること ○ 学習者自身の理解と学習過程を振り返ること
 講演に関心のある方は,お近くの参加された方にお尋ねください。  分科会で提案や論議を聞きながら,「指導の○○は…」「新学習指導要領では…」と,これまで考えてきたことの見直しや新しい視座を得ることができました。  算数・数学に“どっぷり浸かった”一日でした。  関係のみなさん,ありがとうございました。 メモから
○「固定」して考える…。条件の固定,変更,拡大の学びの機会を ○統合的にみて,深い学びへ ○授業の終盤,学びをどう収束させるか。数学的な学び。数学としての学び。 ○「数学には奥行きがある」 ○「面白い」と思っている子のペアとそうでないペアとで,学びが違う ○「うまく説明できる」とは ○説明する方法,言葉を“授業のなかで拾う” ○他者への興味をもって,学びに向かう ○他者を助ける姿勢,他者への敬意を持って関わっていける ○自分で解けた喜びを奪わない ○「は・か・せ」の功罪 ○「同じもの」を見つけていくと簡単になる ○「同じこと」を言っているのではないか ○思考として脱却するが,学習の場では使っていく
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