広島原爆忌
今日も,晴れて暑い日になりました。あの日のように。
暑い日が続きますが,“赤トンボ”の飛ぶ姿が目立ってきました。セミの音も変わってきています。
川遊びを伝えるSNSでは,
また,子供達は,
暑い日が続いています。午後から子供たちと川へ遊びに行ってきました。最近雨が降っていないので、水量が少なく水も温かめでした。でも冷たくて、長い時間は入っていられなかった。と,当地らしい“川のようす”を綴っていました。 いつもより気温は高いままですが,草木や生き物は“秋”に移っています。暑さも…。 今日は,73年目の広島原爆忌です。 広島市では平和記念式典が開かれました,松井広島市長は,
73年前、今日と同じ月曜日の朝。広島には真夏の太陽が照りつけ、いつも通りの一日が始まろうとしていました。皆さん、あなたや大切な家族がそこにいたらと想像しながら聞いてください。 (略) 被爆者の訴えは、核兵器の恐ろしさを熟知し、それを手にしたいという誘惑を断ち切るための警鐘です。年々被爆者の数が減少する中、その声に耳を傾けることが一層重要になっています。 (略) また、平均年齢が82歳を超えた被爆者をはじめ、放射線の影響により心身に苦しみを抱える多くの人々の苦悩に寄り添い、その支援策を充実するとともに、「黒い雨降雨地域」を拡大するよう強く求めます。 本日、私たちは思いを新たに、原爆犠牲者の御霊に衷心より哀悼の誠を捧げ、被爆地長崎、そして世界の人々と共に、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを誓います。と,平和宣言で述べています。
人間は、美しいものをつくることができます。 人々を助け、笑顔にすることができます。 しかし、恐ろしいものをつくってしまうのも人間です。 (略) 平和とは、自然に笑顔になれること。 平和とは、人も自分も幸せであること。 平和とは、夢や希望をもてる未来があること。 苦しみや憎しみを乗り越え、平和な未来をつくろうと懸命に生きてきた広島の人々。 その平和への思いをつないでいく私たち。 平和をつくることは、難しいことではありません。 私たちは無力ではないのです。 平和への思いを折り鶴に込めて、世界の人々へ届けます。 73年前の事実を、被爆者の思いを、 私たちが学んで心に感じたことを、伝える伝承者になります。と,「つなぐ」こと「伝える」ことを力強く語りました。 今朝,「朝ラジ」の始まるとき,黙祷から始まりました。 あなたは「その時」を,どのように過ごしましたか。 “あの日”のこと,そして,それに向かった日々のこと,その後のこと,それぞれが語り,聞き,伝えていくことが大事です。 そこでの“思い”が,戦争を起こさない行動,地震や豪雨の災害に備える行動,争いを治める行動を生み,支えていきます。 ヒロシマ,ナガサキ,大空襲,終戦などの機会に,家庭で話題にし“思い”を深めてはいかがでしょう。 【関連】 ◇広島市 - 平和宣言【平成30年(2018年)】 ◇広島市 - 「平和への誓い」 ◇Googleマップ「原爆ドーム」 これまでの「この日」の話題を振り返ってみました。
◇2017年8月 6日 (日) 「♪ 一本の鉛筆」 ・今を生きる者の意識は“多数”であり続けなければなりません。 ・広島,長崎,終戦……,夏休み中の“その日”を,子供達にどう伝えるのか。それは,すべての大人の役割でしょう。 ◇2016年8月 6日 (土) 「広島原爆の日,そして」 ・原爆の日が,オリンピックの話題に隠れてしまいそうですが,家庭の話題にしていただきたいと思います。 ・子供達が,「聞きたくても、聞くことができなくなる日が近づいています」ということは,ヒロシマもナガサキも当地も変わりません。 ◇2015年8月 6日 (木) 「70年目の広島原爆忌」 ・当地で育つ子供達からは,「今を生きていることを見つめる」機会は,どんどん減ってしまいます。 ・70年目の夏,祖父母から“戦争の時代”を聞く子供が多くいてほしいと思っています。ぜひ時間を作ってください。 ◇2014年8月 6日 (水) 「これまでの広島原爆忌」 ・これまでも,“この日”の話題に触れてきました。それを振り返ってみました。 ◇2013年8月 6日 (火) 「♪ 一本の鉛筆」 ・東日本大震災からの復興,福島第1原発事故からの原発政策…,それぞれの「これから」は,まだ見えていません。 ・この歌とともに,今日と未来(あす)を見つめてみませんか。 ◇2012年8月 6日 (月) 広島原爆忌,そして東北 ・戦争,平和について考える「夏」です。家族で話題にしてみましょう。 ・大船渡,陸前高田,驚きとともに考えることが多くありました。 ◇2011年8月 6日 (土) 66回目の広島原爆忌です ・66回目の広島原爆忌です。福島第1原発事故があり,新たな意味が加わった原爆忌です。 ・一人一人が,自分にできることを行い,「人間の力」を信じて,未来に向かっていきたいと強く思います。 ・ヒロシマ,終戦(戦争)に学び,その心を伝えていくことが大人の役目だと思います。 ・今日が,それを始める日でありますように。 ◇2010年8月 6日 (金) 体験と経験の豊かさを ・子供が,平和に感謝し,幸せを感じ,未来を考える一日になるよう,大人の言葉をかけていただきたいと思います。 ◇2008年8月 6日 (水) 63年目の夏 ヒロシマ ・今を生きる者の意識は“多数”であり続けなければなりません。 ・ヒロシマに学び,その心を伝えていける大人でありたいと思います。 ◇2007年8月 6日 (月) 広島原爆の日で ・未来に向かって生きる子どもたちに,戦争を伝え,平和の価値を気づかせていきたいと思います。 ・広島,長崎,終戦……,夏休み中の“その日”を,子どもたちにどう伝えるのか。それは,すべての大人の役割でしょう。 さて,自分は何ができたか?