今日は「節分」。「難民と移民」
昨夜から今朝にかけて“暴風”が吹き荒れました。風による被害はなかったようです。
日中,晴れていましたが,やはり風が強く,寒い一日でした。
警察からの『「あとがこわい」でネット被害防止』のチラシがありました。
「スマホの約束6か条」の頭文字を「あ・と・が・こ・わ・い」として,被害者とならないように注意を呼びかけています。
スマートフォンを上手に使いましょう。
今日は「節分」です。追儺の行事として,柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立て,豆をまいて,邪気を追い払います。
有名人の参加した豆まきのようすをニュースが伝えていました。そこには“鬼の姿”はありませんでした。
みなさんがイメージする鬼は,「ツノが生え,トラのパンツを履き…」という姿だと思います。
でも,どうして鬼にツノが生え,トラのパンツを履いているのでしょう。気になっていたら,次のような話がありました。
鬼は「東北の方向にいる」と言われています。“干支”でいうと「鬼門」にあたり,それは“牛”と“寅”になります。 だから,牛の角が生え,寅柄のパンツを履いているのです。 さらに,桃太郎が鬼を退治するために“犬”と“猿”と“雉”を連れていきましたが,これは「裏鬼門」です。昔の人は,「目には見えないが良くないもの(邪気?)」「悪いことが起きそうなところ(鬼門)」を上手に避けられるように,風習や言伝え,昔話のなかに取り入れていたようです。 みなさんは,豆まきをしましたか。 無病息災な一年でありますように! トランプ大統領が発する大統領令,その発言,Twitterの発信…,その一つ一つに世界中が“おもちゃ箱をひっくり返した”,さらに“ちゃぶ台をひっくり返した”ような状況になっています。 そのなかで,前オバマ政権の下でオーストラリアへの難民を受け入れるとしたことを「最悪だ」と非難したり,移民や難民への対策をめぐって「世界は混乱の中にあり,妥協してはならない」と述べるなど,厳しい姿勢を示しています。 こうしたトランプ大統領の施策に,世界中から“反対の声”が出ています。そして日本は…。 こうした報道を聞いていて,「移民や難民って,どういう人?」「移民と難民は,同じ?」「移民・難民問題って,何が問題?」などと,改めて問われたら答えに自信のないことが浮かんできました。 ニュース解説や報道番組を,「分かったつもり」で聞いていただけのようです。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は,
1951年の「難民の地位に関する条約」では、「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々と定義されている。 今日、難民とは、政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人々を指すようになっている。 また、紛争などによって住み慣れた家を追われたが、国内にとどまっているかあるいは国境を越えずに避難生活を送っている「国内避難民」も近年増加している。このような人々も、難民と同様に外部からの援助なしには生活できない。適切な援助が実施できなかった場合、これらの人々は国境を越えて難民となり、結局、受け入れ国の政府や国際社会は、より重い負担を強いられることになってしまう。と,説明しています。 そして,「移民」は,ある国に国籍を持っていながら,別の国で永住権または市民権を獲得し,そこに定住する人のことを指します。移民は,その国(移民先)の法律に基づいて処遇され,その国に住所があり,仕事も家族も持っていることが多いです。 それに対し「難民」は,移民のような永住権や市民権を認められていません。難民は,「難民の地位に関する条約」により,国際社会における保護の対象です。“滞在”を許可されているだけですから,住所や仕事を持つことができないのがほとんどです。 ニュースなどで伝わる“切り取られた発言,場面”から安易に判断せず,しっかり本質をとらえ,考えることを大切にしたいと思う,今日この頃です。 【関連】 ◇UNHCR Japan(国連難民高等弁務官事務所) ◇Donald J. Trump (@realDonaldTrump)(Twitter)