集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

白露。 2-14 事故が起きたら(2) (新しく先生となるみなさんへ)

栗0908。 今日は、二十四節気の一つ「白露」です。  草の葉に白い露が結ぶ頃です。草花に付く露が白く見えるという意味で、秋が深まる頃とされています。  雨の日が続いていますが、天気のよい日になり日中が暑くても,夜間に大気が冷え込み,草花に朝露が目立つようになります。   季節の変化を味わい、秋の深まりを楽しみましょう。  平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。  当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。  その冊子(平成19年度)から順に紹介していきます。  前回(1)〜(3)の後半です。 ********     教員の一日     14 事故が起きたら   (4) 交通事故が発生したときの処置  ア 子供の交通事故の連絡を受けたら校長に連絡し,速やかに現場に行く。  イ 被災した子供の外傷の程度によって,病院又は学校で手当をして保護者に連絡する。  ウ 事故の状況を調べ,校長に報告する(警察にも立ち会ってもらい,的確に処理をする)。   (5) 災害が発生したときの処置  愛知県では,平成14年4月に名古屋市を含む県内の58市町村(平成17年12月1日現在50市町村)が,東海地震地震防災対策強化地域に指定された。  したがって県レベルにおいても,それを想定した大規模な地震対策が進められている。  何はさておき,まず子供たちの生命と身体を守る災害への臨機応変な対策と,日ごろの心構えや訓練を忘れてはならない。  ア 火災  ・ 火災発生場所や風向きにより方向を考え,非常口などを利用して外へ避難させる。  ・ 避難をさせる場合,防災頭巾などで頭を覆い,ハンカチなどで口・鼻などを押え,低い姿勢を取らせる。  ・ 避難させてから人員を点呼して確認し,校長に報告する。  イ 地震  ・ 机あるいは頑丈な器具の下に素早く潜り込ませる(特に頭を隠す)。  ・ 頭を保護する物を素早く持たせる(防災頭巾・画板など)。  ・ 状況により運動場の中央などの広くて安全な場所に避難させて,人員を点呼確認し,校長に報告する。  ウ 台風・局地的な大雨・洪水など  ・ 暴風及び大雨警報などの情報を的確に聴取し,校長の指示の下に避難させる。  ・ 指定された場所に避難させる。窓際など危ない所は避ける。  ・ 人員を点呼して確認し,校長に報告する。 あいさつ0908。   (6) 不審者が学校へ侵入したときの処置  不審者への対応は,逮捕ではなく,子供たちの生命と身体を守ることが第一である。  ア 不審者が侵入したことを防犯ブザー等を使って知らせるとともに職員室へ連絡する。  イ 子供を安全な場所へ速やかに避難させる。  ウ 人員を点呼して確認し,校長に報告する。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で  注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。 【関連】   ◇学校事故対応に関する指針について文部科学省)   ◇学校事故対応に関する指針文部科学省 × 学校安全)