集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

歯と口の健康週間。 『JK、インドで常識ぶっ壊される』(熊谷はるか・著)

花0604。 朝の空には雲が目立ち、予報通りに晴れるのか不安な天候でした。昼が近づき日差しがあり青空になってきました。  今日4日から10日まで「歯と口の健康週間」です。  今年の標語は『いただきます 人生100年 歯と共に』です。人生100年、健康で長生きするためには「」が大切です。「8020運動」のように80歳になっても20本以上の歯を保てるよう、この機会に口の中をチェックしてみてはいかがでしょうか。  みなさん,歯と口は健康ですか。  社会が多様化し、グローバル化し、暮らしに“変化”が生まれていますが、身近なところでは“気分”で留まっているような気がします。  予期せず、外国に住むことになった女子高生が、その体験を綴った『JK、インドで常識ぶっ壊される』(河出書房新社・刊)です。
 普通の女子高生が、突然インドへ引っ越すことに。  日本でキラキラのJKライフをエンジョイするはずだった。  タピオカもプリクラもない国で、JKが見たものとは?
 “海外旅行”は、新型コロナ禍となり難しくなりましたが、仕事でので“海外勤務”は続いています。  親の海外転勤で引っ越すこととなり、「どこかな。ヨーロッパかなアメリカかな…。」と思っていた著者に告げられたのは、インドでした。
〈インド 生活〉〈インド 生活水準〉〈インド 転勤 子ども〉〈インド 治安〉〈インド 中学生 生活〉  手が止まらなかった。検索ワードを変えては、そのたびに現れるネット記事を手当たりしだい開いていった。
 「ごはんはカレーしかなくて、汚くて、治安が悪い」といったイメージ、不安な気持ちで始まったインドでの生活は驚きの連続…。  そこで見たもの、出会った人、体験したこと、食べたもの…。  体験した人にしか分からない、気づけない、そこでの発見が、女子高生が語っています。  “多様化”を見つめなおす機会となるインドの暮らしです。  若者にお薦めです。親御さんや先生方にも読んでいただきたい一冊です。そして、来春からの留学に向けて準備を始めませんか。  読書メモより
○ こんな姿の子どもはいままで観たことがないはずなのに、彼がどんな境遇にいるのか察することができた。そして、彼と自分とのあいだには、窓一枚よりもずっと大きな隔たりがあるだろうということも。 ○ 「カラーリズム」(略)まわりのひとのことも、そのものさしで測るようになってしまったら。そして、それが社会全体のものさしになってしまったら…。 ○ スタッフ内だけではなく客にも見えるように「色分け」された店員たちは、本来目に見えにくい隔たりを、はっきりと浮かび上がらせているようだった。 ○ インクレディブル・インディアの大自然がなければ、インドでの自分の居場所にもなるようなチームにも、出会えていなかっただろう。 ○ 家族内でも次の世代へレベルアップしていくことこそ、「カースト」という元来固定された制度を社会から取り除く足掛かりなのかもしれない。 ○ インスタのおかげで離れていても距離を感じられないなんていうけど、実際は、自分とこんなにちがう場所にいるんだ、ともっと距離を感じられるだけだ。 ○ なにかしら「習う」機会や媒体があったから、わかる、知ってる、と言える。 ○ わたしは、ジャパニーズとして、じゃなくて、「ハルカディディ」として、あの子たちと関わっていこう。 ○ あの子どもたちは、思い出にすがるだけでは生きていけない。それより、未来がほしいのだ。
   contents 第一章 JK、インドへ行く 第二章 JK、インドライフにビビり散らかす 第三章 JK、インドグルメの沼に落ちる 第四章 JK、カオスを泳ぐ 第五章 JK、スラムに行く 終章 JK、インドを去る あとがき
【関連】   ◇熊谷はるか(@_harukabear)Twitter)   ◇みずの紘(@orih__hiro)Twitter)   ◇出版甲子園     ◇【重版記念!】第16回出版甲子園決勝大会グランプリ 熊谷はるかさんインタビュー(出版甲子園)   ◇歯と口の健康週間(6月4〜10日)日本歯科医師会) 【おまけ】  この時期に、教科書に対する理解や関心を深めていただくために、教科書センターで教科書展示会が開催されています。  近くの教科書センターで、子供達の学びを考えてみませんか。
展示会0604。
 ◇令和4年度教科書センター一覧について(愛知県教育委員会