集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

幻の蛇ツチノコ(2) (つくで百話 最終篇)

花0314。 天気は良いのに,冷たい風が強く吹き,寒い日です。草木に"”を感じられるようになりましたが,まだ"”が続いています。  今日3月14日の数字の並びは,円周率の小数表記の上3桁に一致します。  そこから「数学の日円周率の日)」(日本数学検定協会制定)とされています。  また,国際連合教育科学文化機関(UNESCO)が,「数学の美しさと大切さ、すべての人の生活における重要な役割を担っている」ことを祝うために,3月14日を「国際数学の日(International Day of Mathematics (IDM))」として宣言しています。   ◇Mathematics for a Better World, UNESCO marks International Day of Mathematics, 14 March   π = 3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 …  今日,算数・数学を愉しむ日でしたか。  『つくで百話 最終篇』(1975・昭和50年7月 発行)の「民族と伝承」の項からです。 ********     幻の蛇ツチノコ (つづき)   塩瀬・林静夫  昭和四十八年秋,大和田の姥がえり山で丸太伐りをしていた時に見た。ビックリして,あわてている間に丸太のリンの下に転がりこんでしまった。   設楽町・小野田藤助  終戦後間もない頃,田峯から竹嶋へ行く山道の峠付近でツチノコを見た。そのショックで病気となり,しばらく入院していた。退院後,ツチノコの事を聞かれると口をつぐんで語らなかった。身ぶるいするほど怖しかったと言っていた。昨年なくなった。   設楽町・伊藤助之烝  昭和四十九年五月二十八日,大神田から栗代への山道を歩いている時,道上から転がり落ちてきたものがあった。よく見ると長さ六〇センチくらいの蛇で,胴回りが四五センチほどあった。しばらく道路上をはっていて,道下のボロウに消えてしまった。それが珍しい蛇の,ツチノコであると知っていたら写真をとっておけば良かったと残念がっていた。同年八月十三日,平山明神の例祭の時,ツチノコが話題になったら,それを見たと言う人が大勢いた。   設楽町・氏原保明  黒倉の藤原寛さんの田の畔に,ツチノコが居るのを昭和四十九年八月十三日に見た。 ********     幻の蛇ツチノコを探そう    正木正雄  二・三年前,マスコミを賑わした山奥の蛇「ツチノコ」は,その後トント話題が絶えてしまっているが、,奥三河北設楽郡では,去る昭和四十八年七月二十日,郷土研究会を開き,その席上,このツチノコが話題となり,時期だから山に住む私たちの手によってツチノコ探しを心がけ,もし見付けたら,お互に通報し合い,カメラにとらえる等を申し合わせたのである。  このツチノコを見たというのは,確か広島県の山奥であったと思うが,お互いの郷土も山高く谷が深い。昔の人達の間では,これらしいものを見た様な気がする……と言った話もあり,これから十月一ぱいまで,探すことを心にかけようと話し合ったのである。  また,この事に関連して,同じ毒蛇で短い「マムシ」が,最近人家近くまで現われて恐怖の的になっているが,このマムシを一匹も見たことがないと言う話もあり羨しがられている山もある。  これは設楽町東納庫の宇連地区の後山で,標高八〇〇メートル,マムシはおろか普通の蛇も居ないばかりでなく,蜂も居ない別天地で,夏の下刈りが快適にできると村人たちは喜んでいる。   編者付記 正木正雄氏は,昭和四九年一一月二二日,第一三回全国農業祭に農林複合経営で農林大臣賞を受賞された。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話最終篇」〉で  注)『続 つくで百話』の記事は〈タグ「続つくで百話」〉で  注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で 【おまけ】  先月,大学生の"授業”に参加したことを『総会。「錆びた頭が汗を…」』(2021/02/20)で紹介しました。この授業をした学生の学びが掲載されていました。   ◇教育の在り方について話す会での学び (矢崎)(玉置研究室)
 この3つの違いを教育に置き換えて考えることは、とても面白く空気を掴むような感覚がありました。
 この"感覚”をもった先生と出会える子供達は,とても幸せな学びができるでしょうね。