集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

Windows7.『作手村の姓氏』(続 つくで百話)

 寒い朝でしたが,日中は日差しを暖かく感じた日でした。Windows200114。   今日「2020年1月14日」,MicrosoftWindows 7のサポートが終了となります。
 米Microsoftは1月14日(日本時間)、「Windows 7」のサポートを終了し、セキュリティ更新プログラムの提供など全てのサービスの提供を終える。サポート終了後はサイバー攻撃やウイルス感染などのリスクが高まるため、同社はWindows 10への移行を勧めているが、日本マイクロソフトによると国内ではいまだに約1400万台のWindows 7搭載PCが稼働していると推測されるという。
 自宅のWindows 7のパソコンは,Windows 10へアップデートしてきましたが,1台は「ワープロ OASYSフロッピーディスクを利用したい」と言うので,そのままにしてきました。
サポート0114。
 「ワープロソフトが動くのか…」「フロッピーディスクが使えるのか…」  ついに期限がきてしまったので,不明なこと(不安)はありますが,Windows 10へアップデートを了承してもらい,帰宅後に作業を始めました。  さて,どうなるか…。   『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「作手村の姓氏」です。 ********     作手村の姓氏  作手村の姓氏はどんな具合になっているでしょうか。役場の住民課で調べられた昭和四十六年度の数字を資料として,いろいろな角度から検討してみたいと思います。 一、数の多い姓氏  1.斉藤 154  2.原田 113  3.佐宗 102  4.鈴木 93  5.竹下 82  6.夏目 68  6.菅沼 68  8.権田 64  9.峯田 62  10.加藤 54  11.垣内 51  12.荻野 47  13.阿部 45  14.森 43  15.中川 40  16.小林 39  17.河合 39  18.山本 37  19.佐々木 29  20.柴田 25 ニ、姓氏の数  179種 三、姓の字数  一字姓 10種  二字姓 162種  三字姓 7種 四、姓の下に多い字  1位 田 23種  2位 谷 11種  3位 川 9種  4位 村 7種  山 7種  藤 7種 五、姓の上に多い字  1位 小 8種  2位 森 6種  3位 大 5種  西 5種 六、いろは別姓氏 (略)  これらの姓氏が,いつの時代に,どこから起ったかを調べるためには太田亮氏編纂の姓氏家系大辞典が,最も信頼できるものと思われますが,この大辞典の中で著者は徳川家の系図について次のように述べておられます。  「松平氏三州賀茂郡松平村に起る。其出未詳,藤原氏と伝うれど信ずる者少し。岩津妙心寺由緒記に信光公云々,南無阿弥陀仏参河源氏賀茂朝臣御染筆云々。 同寺本尊の腹中に信光の納めたる額文にも亦賀茂朝臣とあるを以て,賀茂朝臣の族なりとの説あれど証跡乏しく末た遽に信をおき難し。此の地,賀茂神社御厨所在の地なれば,賀茂氏の部曲たりしかとも云う。葵の紋又賀茂に縁を有す。松平信重に至り女婿親氏に譲る。親氏の系又詳かならず。徳川系図,藩翰譜,徳川実記,諸家系図の類すべて新田氏の族,得川義季の後とすれども信じ難し。其の本拠とするは尊卑分脈なれども,こは慶長十年四月,神龍院梵舜,家康の旨を受けて考定追書せるものとして信ずる者少し。蓋し織田の平氏を冒し,島津氏の源氏と称する順にして,家系を飾らん為乎。松平即ち徳川氏は時に源氏といい,藤原氏という。近世諸家の系譜と毫も異なるなし云々」と。著者のいうところは,実に現代史家の所説を代表しているものというべく,世に伝わっている系図なるものの信じ難きこと推して知るべきであります。  例へば峯田家は清和源氏六孫王経基の末裔といいましても,どこまで信憑性があるものかわかりませんが,一千数百年の聞には一氏が繁殖して数十氏となり,更に数百流に分れ,更に数千の苗字を起したものもあり,分流は別氏を起し,別氏は更に新氏を起して,無限に繁延したものと思われます。庶民の家に源氏の系統の嫁を迎えると,以後源氏と称するとか。その家に仕えていた奴婢が,主人の姓を貰って源氏を称することになったりしましたので,多少の由縁をたよって,その姓を冒したものですから,全然無関係と断定することもできないでしょう。  次に,姓氏家系大辞典の中から,作手村に,昔から在住した人たちの姓氏を抄録いたしますが,この辞典に載っていない姓も,いくつかありましたので,予じめ御了承を頂きたいと存じます。尚,文中に族とあるのは一族と,また流とあるのは系統という意味に解して下さるようお願いいたします。(峯田通俊) ******** 注)これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で 注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で