集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

寒い日。企画展「防災を考える」。

企画展1128。 予報通りに曇った空そして時々雨の降る真冬のように“寒〜い”一日でした。  今日からつくで交流館で,企画展「防災を考える 〜東日本大震災の教訓〜」の写真展示が始まりました。
 地震や台風,豪雨による自然災害が後を絶ちません。そればかりか,今後,さらに広域化・甚大化する恐れがあると言われています。「南海トラフ地震」がいつ起きてもおかしくない状況と叫ばれています。いざという時の身近な備えや心構えはできていますか。  東日本大震災から8年半,大震災の状況やその後の被災地の現状を知り,災害や身近な防災について考え,備える機会にしたい(略)
 今日は,写真を撮影した写真家・防災士の   三浦寛行氏の講話「はるかのひまわりがつなぐ 震災の記憶 そして希望」があり聴講に行きました。  「はるかのひまわり」は,阪神淡路大震災の被災地に咲いたものです。東日本大震災の後,東北で花を咲かせ,それが新城市に届き,毎年綺麗な花を咲かせます。  その縁を結んだのが新城市出身の三浦氏です。大震災から6か月後(2011/09/01),千郷中学校の生徒が横断幕を託しました。  ここから,交流が始まりました。
企画展1128。
 新城市に届いた“ひまわりの種”は「奇跡のひまわり」と呼び,輪を広げていきました。
平成23年4月  3.11の津波で瓦礫だらけの釜石へ、絵本作家の指田さんが、神戸の復興の花「奇跡のひまわりの種」を持ってきました。  その夏、釜石市(奇跡の釜石)と陸前高田(奇跡の一本松)で咲き、見る人みんなを元気にしました。 平成23年9月  千郷中学校は釜石東中のみんなを元気にさせたい想いで「ひまわりの横断幕」を夏休み中に制作し、2学期の始業式に私が釜石東中学校へ持って行きました。  「ひまわりの横断幕」は今でも釜石東中学校の仮設校舎の玄関に飾ってもらっています。友情の証です! 平成24年夏  「奇跡のひまわりの種」は奇跡の集落と呼ばれている大船渡市立吉浜中学校の花壇にも咲きました。 平成25年春  「あの日を忘れない 奇跡のひまわりの種」は奇跡の里を巡って、新城市立千郷中学校に届きました。千郷中学校では花壇に植え、今では写真の様にすくすくと育っています。みんなでひまわりが咲くのを楽しみにしています。  こうやって東北の子供たちと交流を続ける。東日本大震災のこと阪神淡路大震災のことをみんなで考える、忘れない。中学生としてできる被災地支援をする。良いことです。  来年は「奇跡のひまわりの種」が新城、三河、愛知ともっともっと拡散したら素敵ですね!(三浦氏のfacebookより)
 講話では,東日本大震災の2011年から2019年の今までの様子,三浦氏が出向いた熊本地震,大雨や台風の被災地の状況など,記録した写真や資料を使って語っていただきました。  会場には,l小学生や中学生が多く,子供達に分かりやすい内容と語り方でした。  作手小学校に「はるかのひまわり(奇跡のひまわり)」が花を咲かせたのは,2014年の夏でした。  今年のラグビーワールドカップでは,新城市で咲いた「はるかのひまわり」が,釜石市の会場を飾りました。それに添えられたカードを作手小学校の子供達が書いています。  ラグビーワールドカップを飾ったひまわり,皇居に咲いたひまわり…,それらが自分達と“深い”のあることを聞き,それぞれの大輪を思い浮かべているようでした。
講話1128。
 三浦氏は,「この夏にも“作手地区ではるかのひまわりを咲かせ”て欲しい」と会場のみなさんに伝え,講話を終えました。  子供達,地域の方々が,地域の防災を考える講話でした。  企画展をきっかけに,“新しい一歩”が始まりそうです。  三浦さん,ありがとうございました。 【ひまわりの話題;学校ホームページより】   ◇作手小学校の「ひまわり」   ◇千郷中学校の「ひまわり」関連】   ◇情熱のソーシャルカメラマンFacebook)   ◇三浦 寛行Instagram)   ◇奇跡のひまわりプロジェクトin新城Facebook)   ◇新城市つくで交流館   ◇新城市立作手小学校   ◇新城市立作手中学校 【おまけ】