集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

思い。『365日の親孝行』(志賀内泰弘・著)

UNHCR1127。 曇り空,そして小雨の降る,湿った日でした。  “年の瀬”が近づいてくると社会福祉協議会やボランティア団体の“歳末たすけあい”の呼びかけが聞かれるようになります。  秋(冬?)には赤い羽根共同募金もあったと思いますが,勤めを終えると,それを知らずに過ぎています。  そうした中,防寒支援命の支援を続ける手紙が届きます。  絵はがきとペン,そこに“思い”を感じます。いつものように住所と名前を記しました。  新しい年まで1か月。  少し前に,『京都祇園もも吉庵のあまから帖』を読ませていただいた志賀内泰弘氏から『365日の親孝行』(リベラル社・刊)を送っていただき,早速読みました。  題名を見て「どこかで聞いたような」と思いませんか。著者は
 「親孝行」プロジェクトの一つが、本という形になって出版になります。タイトルは、「365日の親孝行」(リベラル社)です。  え?! アイドルグループのヒット曲に似てるって?  はい、似てます(笑)
と述べています。  まえがきを,
 この本を手に取って下さった「あなた」は、おいくつでしょうか?  もし、40歳で、もう、故郷から遠く離れて都会で暮らしているとしたら、お父さん、お母さんが天国に行かれるまで、あと何回会えると思いますか?
と問いかけで始めています。  さて,あなたは何回ですか?  もくじを見ると,「1月 ふるさとに帰省するのは一年ぶり。…」のように,12月まで順に書かれており,365日に「親孝行のススメ」が述べられているのか思いました。  1ページめくると「親孝行アイデアリスト」があり,
○何をしたらいいかわからない ○ 忙しくて時間がとれない ○ お金にあまり余裕がない ○ 同居または近くに住んでいる ○ 離れて暮らしている ○ 親と一緒に何かをする ○ ものでなく心を贈りたい ○ たまには贅沢させてあげたい ○ 孫との時間を贈りたい ○ 親との距離を縮めたい ○ 親ができないことを代わりにやってあげたい ○ 親の身体が不自由になったら(介護中など)
にある項は,4ページの記述(ショートストーリー)ですが,他は短いイデアコメントです。  また,329〜364は“親孝行グッズ&サービス”の紹介です。  読み進めながら“親孝行”が思い浮かべると思います。これまで,「それでは…。」と動き出すには,もう一つ至らなかった方も,本書のアイデアには,「これならできる。」というものが見つかることでしょう。  本書は,働き盛りの世代,子育て世代の方々にお薦めです。  どこから読む事もでき,流し読みしてから,気になったところに戻って,しっかり読み,行動を考えてはいかがでしょう。  さて,お父さん,お母さんに,あと何回会えますか?
   もくじ まえがき 親孝行アイデアリスト 親孝行自己診断チェックシート お父さん、お母さんにありがとうメッセージ 親孝行グッズ・サービス紹介 あとがき
※本書は「いい話の図書館」で届いた図書ではありませんが,“”をもって下記も掲載します。 【「いい話の図書館」 これまでに紹介した本】   ◇『よっぽどの縁ですね』(大谷徹奘・著)(2019/11/ )   ◇『「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」』(高橋しん・著)(2019/11/06)   ◇『京都祇園もも吉庵のあまから帖』(志賀内泰弘・著)(2019/10/23)※10月に同封   ◇『雪とパイナップル』(鎌田實・著)(2019/10/06)   ◇『負けるな、届け!』(こかじさら・著)(2019/08/31)   ◇『気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル』(志賀内泰弘・著)(2019/08/18)   ◇『本のエンドロール』(安藤祐介・著)(2019/08/10)   ◇『Life(ライフ)』(くすのきしげのり・作/松本春野・絵)(2019/06/30)   ◇『勇者たちへの伝言』(増山実・著)(2019/05/29)   ◇『スタートライン』(喜多川泰・著)(2019/05/22)   ◇『眠る前5分で読める 心がスーッと軽くなるいい話』(志賀内泰弘・著)(2019/04/10) 「いい話の図書館」とは…本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。  そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。   ◇いい話の図書館【申込】   ◇小林書店さん (@cobasho.ai)Instagram写真と動画)   ◇志賀内 泰弘Facebook)   ◇プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動(note) 【おまけ】   ◇「Emication」の読書はこちら