山本五十六。「中河内の狸神社」(つくで百話)
「梅雨空が戻って…。」と思っていたら,夕方まで雨の心配のない日でした。
得した気持ちで過ごしました。
今月末に公開される『アルキメデスの大戦』は,天才数学者 櫂直が活躍します。
彼は,超大型戦艦「大和」の建造計画を阻止するために山本五十六に招かれ,海軍に入隊しました。
映画の予告や宣伝で,櫂直役の菅田将暉さんや山本五十六役の舘ひろしさんを見ることがあります。
山本五十六氏から“言葉”を思い出しました。
やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ有名な言葉です。教育のなかで大切にされる“こと”の一つです。 この言葉は,ここまでが有名ですが,これに続きがあります。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。改めて,この言葉に学びました。 みなさん,いかがですか。 『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「文化財と信心」から紹介です。 ******** 中河内の狸神社 北中河内の中央,八幡社の西約一五〇メートルくらいの山麓に狸神社というささやかなお宮があります。この狸神社の西に俗称カクライリという深い洞があります。昔,この洞に一匹の古狸が棲んでおりました。この狸の背中に白毛で(丸)の字が現れておりました。当時の村人は屢々この古狸に出会ったということです。 この狸は,村人をおどろかしたり,化かしたり,ある時は崇をしたりしましたので,狸のいたずらにはみんな手をやいておりました。何とかして,狸のいたずらを封じなければならないと相談した結果,狸神社としてまつりこむことにしました。今も御神体の石碑がのこっておりますが,この狸神社を建てて,お祭りには甘酒などの接待をするようになりますと狸のいたずらは,プッツリやんでしまいました。(佐宗 源作) ******** 注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で 【関連】 ◇山本五十六記念館 ◇映画『アルキメデスの大戦』公式サイト 【台風情報】 ◇日本気象協会 tenki.jp 台風情報