「むかしのくらし」《生活の移り変わり 23》
朝は晴れていましたが,徐々に雲が広がり小雨も降る天候でした。
どんよりした天候は,体や気持ちも“どんより”してくる気がします。「これではいけない!」とカツ(活・喝・勝・克…)を入れて過ごしました。
今日2月7日は「北方領土の日」です。
ロシアのプーチン大統領と安倍首相が,歯舞,色丹の「2島引き渡し」を明記した日ソ共同宣言(1956年)に基づいて,平和条約交渉の加速化で合意したとはいえ,「返還」が実現るのか先行きは不透明です。
北方4島(歯舞・色丹・国後・択捉)出身のみなさんは,故郷の情景や島で亡くした家族らに思いを寄せ,今も過ごしてみえます。
戦後73年,それぞれの「終戦」は…。
普段の生活で意識しないかもしれませんが,関心を持ち続けたい日本領土の話です。
文集「こうやまき」(1970年・刊)から,「生活の移り変わり」の一話です。
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『むかしのくらし』 (文・協和小3年 男子)
むかしのくらしのようすを,おばあさんに聞いてみました。
朝くらいうちから,けむいのをがまんして火をたいたそうです。どこの家でも,うしやうまを こううんきのかわりにして 田や畑をたやがしたそうです。冬になると炭やきをしました。そして,炭をしょったり馬のせなかにのせたりして,山の細い道をとおって売りにいって たくさんうれると 帰りには,みそや家でいる物を買ってきたそうです。
新城にいくのにも,たびぐつがなかったので わらぞうりや,げたをはいていったそうす。雨がふると わらぞうりが,ぐしょぐしょになって,足がこおりそうにつめたかったそうです。わらぞうりは,よる,みんなでわらをねって作ったそうです。
学校は,あさひ,たしろ,高松小学校とあって,あさひの子は,あさひ小学校へと,それぞれ通ったそうです。
今では,新城に行くにも,バスや自家用車でいけるし,テレビもあるし,しあわせだなあと思います。
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【関連】
◇独立行政法人 北方領土問題対策協会
◇2月7日とは(内閣府)