集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「あかり」《生活の移り変わり 17》

梅0124。 天気のよい“寒〜〜い日”でした。  日中の日差しがあるときの気温が“3度”でした。「冷蔵庫の方が暖かい…。」  “寒”の明けるのが待ち遠しい。  文集「こうやまき」から,「生活の移り変わり」の一話です。 ********    『あかり』 (文・菅守小1年 男子)  もうれつあたろうの テレビをみていると,風がつよくふいてきて,パッと ていでんしてしまいました。まっくらの中で ききました。 「むかしも でんき あったかえ。」  そうすると おじいさんが いいました。 「おじいさんが Aぐらいのときは めいじ三十九年ぐらいかな。そのころは,ランプやかんてらに せきゆをいれてなあ,しんに火をつけただあやれ,それでなあ,せきゆがないときはなあ,山へいって,かれて,ようこえた松ぶしをとってきて,そいつを こまかくわって,とうだいという台の上でたいたもんだわい。そのあかりで,ようなべに いねをこいたり むぎをこいたり したもんだ。」 と,いいました。そうすると,こんどは おとうさんが はなして くれました。 「でんきがついたのは,しょうわ二十一年ごろで,おれが 小がっこう六年ごろだった。ひるまは,あかるかったが 夜になると,どえらく くらくなって,その下で たいまつをたいただわい。」  そのうちに でんきが パッと つきました。テレビも つきました。せかいビックリショウが はじまっていました。 「いまじゃあ テレビもみえるし,れいぞうこもあるし ながいきは せるもんだ。」 と,おじいさんが ひとりごとを いっていました。 ********  昨年の夏,台風被害で大規模な停電がありました。数日に及ぶ停電となりました。  そのとき,「電気がないと困るなあ。」「電気って,ありがたいな。」と思いました。もう電気のない暮らしは,成り立たないと思います。  東南海地震など大地震・大災害が起こることは避けられません。  そのとき,電気をはじめ,「○○のない暮らし」を迫られます。その備えは大丈夫ですか。  子供の作文を読みながら,非常時への備えを考えました。 【備忘録】   ◇台風24号にビックリ! 困った!【備忘録】(2019/10/02)   ◇真っ暗ななかで。(2018/10/03)