「あかり」《生活の移り変わり 17》
天気のよい“寒〜〜い日”でした。
日中の日差しがあるときの気温が“3度”でした。「冷蔵庫の方が暖かい…。」
“寒”の明けるのが待ち遠しい。
文集「こうやまき」から,「生活の移り変わり」の一話です。
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『あかり』 (文・菅守小1年 男子)
もうれつあたろうの テレビをみていると,風がつよくふいてきて,パッと ていでんしてしまいました。まっくらの中で ききました。
「むかしも でんき あったかえ。」
そうすると おじいさんが いいました。
「おじいさんが Aぐらいのときは めいじ三十九年ぐらいかな。そのころは,ランプやかんてらに せきゆをいれてなあ,しんに火をつけただあやれ,それでなあ,せきゆがないときはなあ,山へいって,かれて,ようこえた松ぶしをとってきて,そいつを こまかくわって,とうだいという台の上でたいたもんだわい。そのあかりで,ようなべに いねをこいたり むぎをこいたり したもんだ。」
と,いいました。そうすると,こんどは おとうさんが はなして くれました。
「でんきがついたのは,しょうわ二十一年ごろで,おれが 小がっこう六年ごろだった。ひるまは,あかるかったが 夜になると,どえらく くらくなって,その下で たいまつをたいただわい。」
そのうちに でんきが パッと つきました。テレビも つきました。せかいビックリショウが はじまっていました。
「いまじゃあ テレビもみえるし,れいぞうこもあるし ながいきは せるもんだ。」
と,おじいさんが ひとりごとを いっていました。
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昨年の夏,台風被害で大規模な停電がありました。数日に及ぶ停電となりました。
そのとき,「電気がないと困るなあ。」「電気って,ありがたいな。」と思いました。もう電気のない暮らしは,成り立たないと思います。
東南海地震など大地震・大災害が起こることは避けられません。
そのとき,電気をはじめ,「○○のない暮らし」を迫られます。その備えは大丈夫ですか。
子供の作文を読みながら,非常時への備えを考えました。
【備忘録】
◇台風24号にビックリ! 困った!【備忘録】(2019/10/02)
◇真っ暗ななかで。(2018/10/03)