集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

勤労感謝の日。地域の祭事。

天井絵1123。 綺麗な青空でしたが,冷たい風で気温の上がらない一日でした。  「初雪が…。」「積雪が…。」とのニュースが聞かれます。“冬”が近づいています。  今日は,国民の祝日の一つ「勤労感謝の日」です。「勤労をたっとび,生産を祝い,国民互いに感謝しあう」ことを趣旨とした祝日です。米や豆などの五穀の収穫を祝い感謝する新嘗祭が前身の日です。  午後,地区の白鳥神社で“新嘗祭”が執り行われました。  新嘗祭は,天皇が五穀の新穀を天神地祇に勧め,また,自らもこれを食して,その年の収穫を感謝する祭儀に由来します。  以前,神主さんから「ここで行うのは神嘗祭で…。」とのお話をうかがいました。  備忘録として,再び。
 新嘗祭は,もともとは大祭と呼ばれる主要な宮中行事の一つです。  天皇陛下が,五穀を日本神話のさまざまな神々に捧げて豊作を感謝し,自らもその五穀を食すものです。  新嘗祭は,“宮中三殿”と呼ばれる,皇居にある神道の神様をお祀りする建物で行われます。飛鳥時代から行われており,宮中で最も大切なお祭りとされています。  新嘗祭宮中行事をさし,同じように五穀を神々に捧げるお祭りが「神嘗祭」ですので,地域で行っているのは神嘗祭となります。  調べてみると,神嘗祭は,新嘗祭と同じく五穀を日本神話の神々に捧げるお祭りですが,行われる時期が10月17日である点が異なります。この日は伊勢神宮の正月とも言われており,神嘗祭を機に装束などを一新するのも特徴です。  内容は,その年の初穂を天照大神に捧げるというもので,宮中と天照大神を祭っている伊勢神宮で行われています。実はこの神嘗祭,もともとは9月17日に行われていたのですが「9月では稲穂がまだ収穫できない」という事情で,明治時代に入ってから1か月ずらして行われるようになったという事情があると説明がありました。  地域で行っている祭りは,新嘗祭(11月23日)に合わせて行わなくともよさそうです。
 今年も,地域の方々と“今年の収穫,大地からの恵み”に感謝し,神前で語り合いました。  そして,「勤労」について考える一日でした。  ありがとうございました