集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「まつり」《村の行事 12》

あけび1013。 「今日は晴れると思ったのに…。

 昨日に続いて,思い通りにいかなかった天候でした。今日も“寒い日”になり,日が落ちてから細かな雨が降ってきました。

 明日は晴れるかな…。

 文集「こうやまき」から,「村の行事」の一話です。

 秋祭りの頃となり,作手地区でも先月末から週末(土・日)ごとに何処かで祭礼が行われています。今も昔も,お祭りには子供達の楽しみがあります。

 さて,この子が綴った「まつり」は。

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   『まつり』 (文・巴小6年 男子)

 おまつりで,はいでんの中で,おどりをおどるわけは,大昔天照大神が,弟のスサノオノミコトが,あまりいたずらばかりしてこまらせたので,天照大神が,天の岩戸の中にかくれてしまいました。日の神様なので,みんなで戸をあけようとしたけれど,どうしてもあけてくれなかった。みんなでそうだんして,外でおどりをおどることにした。おどりをおどっていたら,あまりたのしそうなので戸をすこしあけたら,カのある神様があけてしまった。それで世の中が明るくなった。それにちなんで,神様がおでましになる時にまいをまうそうです。

 ネギさまが,おはらいをするのは,みんなの身を清めるのだと思います。テングやししが出るのは,神様がどこかに行く時,前やうしろの悪人をたいじするのだと思います。それで子どもを悪人にみたててやるのだと思います。だからテングにたたかれるといいことがある。

 ぼくのおじいさんは,まつりになると弓をひきます。ヒュッととんでまとにあたったりします。これもまつりでは,いつもあると思います。これも,いちおう大切な行事だと思います。

 はいでんの前でれいをするのもまつりでは,いつもやっています。これは,こしがいたくなるのでいやですが,これもなにかりゆうが,あるのだと思います。神様をおがむのといっしょのように。

 このようなことは,時代が新しくなってものこした方がいいと思います。それにまつりとか,むかしの行事は,いつまでもあってほしいです。

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 「天照大神」,読めますか。

 祭礼の踊り,獅子舞,天狗,山車,浦安の舞,歌舞伎… それぞれに意味があり,言い伝えがあるものと思います。子供達は,それぞれを知っているでしょうか。

【今日の小咄】

 アメリカのある病院の診察室で,医者が日本人の患者に聞きました。

「How are you?」

 日本人の患者は答えました。

「I'm fine,thank you. and you?」

 常套句にはまっているようです。

 あなたは,大丈夫ですか。