「まつり」《村の行事 12》
「今日は晴れると思ったのに…。」
昨日に続いて,思い通りにいかなかった天候でした。今日も“寒い日”になり,日が落ちてから細かな雨が降ってきました。
明日は晴れるかな…。
文集「こうやまき」から,「村の行事」の一話です。
秋祭りの頃となり,作手地区でも先月末から週末(土・日)ごとに何処かで祭礼が行われています。今も昔も,お祭りには子供達の楽しみがあります。
さて,この子が綴った「まつり」は。
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『まつり』 (文・巴小6年 男子)
おまつりで,はいでんの中で,おどりをおどるわけは,大昔天照大神が,弟のスサノオノミコトが,あまりいたずらばかりしてこまらせたので,天照大神が,天の岩戸の中にかくれてしまいました。日の神様なので,みんなで戸をあけようとしたけれど,どうしてもあけてくれなかった。みんなでそうだんして,外でおどりをおどることにした。おどりをおどっていたら,あまりたのしそうなので戸をすこしあけたら,カのある神様があけてしまった。それで世の中が明るくなった。それにちなんで,神様がおでましになる時にまいをまうそうです。
ネギさまが,おはらいをするのは,みんなの身を清めるのだと思います。テングやししが出るのは,神様がどこかに行く時,前やうしろの悪人をたいじするのだと思います。それで子どもを悪人にみたててやるのだと思います。だからテングにたたかれるといいことがある。
ぼくのおじいさんは,まつりになると弓をひきます。ヒュッととんでまとにあたったりします。これもまつりでは,いつもあると思います。これも,いちおう大切な行事だと思います。
はいでんの前でれいをするのもまつりでは,いつもやっています。これは,こしがいたくなるのでいやですが,これもなにかりゆうが,あるのだと思います。神様をおがむのといっしょのように。
このようなことは,時代が新しくなってものこした方がいいと思います。それにまつりとか,むかしの行事は,いつまでもあってほしいです。
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「天照大神」,読めますか。
祭礼の踊り,獅子舞,天狗,山車,浦安の舞,歌舞伎… それぞれに意味があり,言い伝えがあるものと思います。子供達は,それぞれを知っているでしょうか。
【今日の小咄】
アメリカのある病院の診察室で,医者が日本人の患者に聞きました。
「How are you?」
日本人の患者は答えました。
「I'm fine,thank you. and you?」
常套句にはまっているようです。
あなたは,大丈夫ですか。