集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

秋の行事に。《学びの地図》

桜1014。 朝はの降る天候でしたが,昼を過ぎて日差しが出て晴れてきました。  秋祭りの地区にとっては,残念な天候だったと思います。  秋には高い青空が似合う。  明日は…。  子供達の日々は,秋の運動会・体育大会が終わり,「スポーツの秋」から「文化の秋」「芸術の秋」へと移ってきているようです。  学校行事の文化祭や合唱祭,学習発表会などが行われます。  行事として年間計画に位置づいており,年度当初から「今年の文化祭について…。」と担当者が考えますが,「子供も動いてないし…。」「まだ時間があるし…。」と,なかなか“その気”にならず,間近になって猛ダッシュということも多いように思います。  先生,あなたの学校は準備できていますか。  かつて,中学校で,こんな問いかけをしました。
  ◇文化祭は何をするの◇ ○学校の行事には,旬がある。“文化祭”は「秋」が似合う。 ○文化祭の展示は,参観者の動線が考えられていた。その内容は,どうか。 ○年間には,さまざまな学校行事があり,それぞれに意味がある。しかし“時間数確保の大義名分”によって,削減と変更が求められている。  そうしたなかで,秋の行事(体育大会や文化祭)は,学習(教科)と強く結びついている点で,他の行事と違っています。  体育,音楽,美術,技術,家庭,選択,総合に,その発表の場があります。国語,社会,数学,理科は,どんな発表がいつできるのか。それとも発表は似合わないのか。
 こうした視点で見直すと,行事の足らない内容,欲張った内容が気になってきます。  例えば,文化祭での展示を鑑賞することについて,
○展示の内容…体験的な内容を増やせばどうか。 ○展示の場所…会場の配置を変えればどうか。 ○鑑賞すること…事前に「指導」があったか。         …「もっと見たい」と思う鑑賞の工夫があったか。
と。いかがでしょう。
   ◇行事で育てる◇ ○学校の行事を行って「よかった。」と感じることがなければ,その行事は,な くてもよいのかもしれない。 ○文化祭は一つの行事だが,多くの活動の集合体であり,そのどれが欠けても, 充実感(達成感)の乏しいものになりはしないだろうか。 生徒にとって,自分の作品を見てもらうというのは,個人差はあるものの,誉めれたり認められたりすれば,うれしいものでしょう。  「展示を鑑賞する」ことに,誉めたり認めたりすことが含まれていないと,“展示してよかった”とは感じにくいでしょう。コンテストのような一部だけの展示とはい,全員の作品を展示する文化祭ですから,「賞」ではない方法が求められるのでょう。  また,「鑑賞する」とは,どんな活動をすることなのか,生徒に示したことがあでしょうか。言葉で説明する,授業で体験する,行事で実感するといった教育活動は年間のどこで行えばよいのでしょう。あるいは,必要ないのかもしれません。 ○文化祭に行う活動は,別の機会にできないか。 ○文化祭に発表したらよいのに,埋もれてしまっていることはないか。  文化祭だから充実感をもって終えられることも多いだろう。しかし,“旬”を逃たものがないか。さらに,同じような活動でも,発表されずに終わったものはないか。 例えば,終業式に選択学習(例えば,ダンス)の発表が入ったらどうなるか。
 楽しみの秋。どんな文化や芸術に出会えるかな。