集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

勤労感謝の日。新嘗祭と神嘗祭。

祝日1123。 朝,激しく雨が降っていました。このまま降り続くのかと思いましたが,早い時間に雨が上がり,日差しも見られるようになりました。  今日は,国民の祝日の一つ「勤労感謝の日」でした。「勤労をたっとび,生産を祝い,国民互いに感謝しあう」ことを趣旨とした祝日です。  午前中,つくで交流館に小学生や中学生の姿が見られました。調理室の催しに参加する子とは別に,テスト勉強や宿題をする子供たちです。  サロンはちょっと賑やかに,学習室(会議室)は静かに,それぞれのスタイルで勉強をしていました。  これまで,作手地区には“こうした場所”がなかったので,中学生には“新しい学びの場”となっているようです。  中学生,よい結果が出せますように!  11月23日は収穫祭の日で,自然からの恵みに感謝する新嘗祭の日です。  午後から,地区の白鳥神社で執り行われた新嘗祭に参列しました。  祭事の前に,神主さんから「ここで行うのは神嘗祭で…。」とお話がありました。  これまで,ずっと新嘗祭と言っていましたが,それは正しくありません。
 新嘗祭は,もともとは大祭と呼ばれる主要な宮中行事の一つです。  天皇陛下が,五穀を日本神話のさまざまな神々に捧げて豊作を感謝し,自らもその五穀を食すものです。  新嘗祭は,“宮中三殿”と呼ばれる,皇居にある神道の神様をお祀りする建物で行われます。飛鳥時代から行われており,宮中で最も大切なお祭りとされています。
 新嘗祭宮中行事をさし,同じように五穀を神々に捧げるお祭りが「神嘗祭」ですので,地域で行っているのは神嘗祭ということになるようです。  ただ,調べてみると
 神嘗祭は,新嘗祭と同じく五穀を日本神話の神々に捧げるお祭りですが,行われる時期が10月17日である点が異なります。この日は伊勢神宮の正月とも言われており,神嘗祭を機に装束などを一新するのも特徴です。  内容は,その年の初穂を天照大神に捧げるというもので,宮中と天照大神を祭っている伊勢神宮で行われています。実はこの神嘗祭,もともとは9月17日に行われていたのですが「9月では稲穂がまだ収穫できない」という事情で,明治時代に入ってから1か月ずらして行われるようになったという事情があります。
という説明がありました。  地域で行っている祭りは,新嘗祭(11月23日)に合わせて行わなくともよさそうです。  いずれにしても,今日,地域の方々と“今年の収穫,大地からの恵み”に感謝し,神前で語り合いました。  ありがとうございました