会議。危機対処。
“真夏”の暑い一日でした。空には大きな積雲(入道雲)が,ゆったりと浮かんでいました。
午後,作手村土地改良区役員会があり,新しい理事として出席しました。
土地改良区は,土地改良事業によって作られた土地改良施設の維持管理を目的として,土地改良法に基づいて設立されるもので,農家の皆さんを組合員として構成された組織です。と,組織の説明がありました。 今日は,理事長の選任を行い,組織構成を行いました。 みなさん,よろしくお願いします。 先日,市の災害対策実施要綱(平成28年度版)を確認していたとき,“弾道ミサイルへの対応”を記した資料がありました。 これは,行政が“危機対処”を進めていく手順などを示したマニュアルです。 日常,さまざまな“危機”が想定され,その対応は一様ではなく,それぞれの手順(マニュアル)を備えておくことが大切であり,行政ではそれが整えられています。 目にしたときは,「北朝鮮が無茶をしているから…」と,その意味を思っただけでしたが,昨日のロケット発射(Jアラート)のこともあり,再度確認をしました。 目にした資料は,市役所の危機対処マニュアルの一つ『弾道ミサイルの発射攻撃対処マニュアル』です。 そこには,
○想定する危機 レベル1(国民保護第1非常配備)からレベル3(国民保護第3非常配備)まで ○宿直等からの連絡先 順位1から3まで,それぞれ職員名と連絡先を記載 ○職員への連絡 複数の連絡報を記載 ○市民への情報伝達方法 複数の方法が記載され,その一つが「弾道ミサイル攻撃情報」で「J−ALERTによる 防災行政無線放送」でした。 ○意思決定者順位 第1順位から第4まで4名の役職者が記載 もちろん第1順位が市長 ○優先活動項目 事態発生からの優先活動が7項目記載などが表形式で記載されていました。 「もしものとき」,職員が「だれでも」「順序よく」「漏れなく」対応ができる(?)ように構成されています。 こうした備えは,市民に周知が必要ないのかもしれませんが,「知ることのできる」状況になっていてほしい情報だと思います。 また,こうした対応に合わせて,小・中学校の「防災対策」が準備されています。 ところで,災害対策実施要綱は昨年8月のものでしたが,異常気象による災害が続発する状況において,一年前の“情報”(要綱)で大丈夫でしょうか。 「不断の見直し」があってこそ,「もしもの対応」が適切に行えるのだと思います。 そして,さまざまな事案に合わせた危機対処マニュアルがありますが,「もしものとき」に瞬時に取り出せるでしょうか。 作成したものが「使えるもの」であるかどうかも,不断の見直しで重要なことだと思います。 お子さんの通う学校の防災計画には,「異常気象」や「弾道ミサイルの発射」も書かれているでしょうか。 【関連】 ◇土地改良区って何?(愛知県)