初物を味わって思い出し…
綺麗な青空が広がりました。日差しがあって「暖かい」と言いたいのに,昨日から続く“寒い風”が吹き,寒い日でした。
半袖では過ごせず,上に一枚長袖を着こみました。
電気炬燵のスイッチを入れました。
いつまで続くのか,この“寒さ”。
昨日の夕食に,初物のじゃがいもといちごありました。
旬を味わいました。
じゃがいもを味わいながら,3月に湖池屋,4月にカルビーが,「ポテトチップス」一部商品の販売休止を発表し話題になったことを思い出しました。
ニュースを聞いて,急にポテトチップスが食べたくなった人が多かったようで,スーパーなどの棚から商品が消えたようです。
北海道産ジャガイモの不作を受けての措置でした。
昨年夏,北海道に相次いで台風が上陸し記録的な大雨に見舞われました。それにより,畑が水没したり表土が流される大きな災害が起きました。
冬に北海道を訪れた際,あちらこちらに“被害の痕”が見られました。それは雪に埋もれても隠れるものではありませんでした。
整った畑に見える場所でも,「いつもなら,○○が…」と例年の作付ができていないことを言われていました。
災害からの復旧は進んでいませんでした。
「ポテトチップス販売中止」のニュースが出て,あらためて北海道の被害・復旧の状況が取り上げられ,思い出されました。
大地震,豪雨… いろいろな災害が起こりますが,時間とともに“多くの人の日常”から消えていきます。残念なことですが…。
折に触れ,記憶を呼び起こしたり,記憶に残すようにしたいと思います。それが「次への備え」につながると思います。
昨日のじゃがいもから北海道のことを,そして災害から雲仙普賢岳の大火砕流のことを思い出しました。
1991年6月3日,長崎県の雲仙普賢岳で大火砕流が発生しました。避難勧告地区内で警戒中の消防団員,警察官,取材中の報道関係者などが巻き込まれ,死者40人,行方不明3人という犠牲者を出しました。
「ここまではこない」「この場所は大丈夫」と警戒と取材をしていた人たちを巻き込んだ災害でした。
地質学上の調査で推定される現象でしかなかった火砕流が,世界で初めて鮮明な映像として記録された火山としても有名です。
雲仙普賢岳は,長崎県の島原半島中央部にある火山です。広義では普賢岳,国見岳,妙見岳の三峰,野岳,九千部岳,矢岳,高岩山,絹笠山の五岳からなる山体の総称で,「三峰五岳の雲仙岳」とも呼ばれています。
東日本大震災が起こったことで,いろいろな自然災害が“小さく”見られているような気がしますが,人命が奪われる恐ろしさを忘れてはいけないと思います。
今日は,犠牲者を追悼するために制定された「雲仙普賢岳祈りの日」です。
【関連】
◇雲仙普賢岳 on Twitter
◇ #雲仙普賢岳祈りの日 hashtag on Twitter