集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

明日は「冬至」。

実1220。  朝から雨模様で,小雨が降ったりやんだりでした。  午後になって陽射しの出る時間もあり,“変な天気”でした。  明日は,二十四節気の一つ「冬至」です。一年で昼が一番短く,夜が一番長い日です。「一陽来復」,日の長さは徐々に伸びていきます。  「一陽来復」は,五経の一つ「易経」に出てくる言葉です。
 復,亨。出入无疾,朋來无咎。反復其道,七日來復。利有攸往。   復は亨る。出入疾(やまい)なく,朋(とも)来たりぬに咎(とが)なし。反復その道,七日にして来復。往くところ有るに利(よろ)し。  復は一陽来復して漸次に陽が長じて行く時。小人に?尽(はくじん)された君子の道が次第に伸び栄えていく。陽気が下から長ずるのを害するものなく,陽気が集まり次第に伸び栄える。過失は犯さない。陽気が天道を反復往来し,?尽から七変化してまた来復する。進み行くがよい。
 陰暦10月に陰がきわまり,冬至に陽が初めて生じます。そして,冬至を境に日が長くなることから,冬至に太陽の力が復活してくるのです。  また,古くからの風習として,冬至の日に「柚子湯に入る」「小豆粥を食べる」「『ん』のつく食べ物を食べる」というものがあります。  冬至に「カボチャを食べる」のは,「カボチャ」は「なんきん」と呼ばれ,「ん」のつく食べ物であり,カボチャを食べると“中風”にならず,“長生き”するという伝承があります。  自然と寄り添って生きてきた日本人の知恵を感じながら,明日,冬至の「食」と「住」を楽しみましょう。 【今日の小咄】  京都の三十三間堂で,係員が「帽子を脱いでください」と言うと,「かつらはいいのですか」と真顔で聞いた男性がいた。  係員はちょっと考えて,「まあいいでしょう」と答えた。 【備忘録】  先日,「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」を,松本市が呼びかけていることを知りました。
○ 注文の際に適量を注文しましょう。 ○ 乾杯後30分間は席を立たず料理を楽しみましょう。 ○ お開き前10分間は自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう。
 懇親会や宴会で“話をすること”は,とても大切なことですし,それに時間をとってほしいと思います。  しかし,「食べ残し」は,無くしたいものです。  忘年会のシーズンです。みなさんも,取り組みませんか。   ◇残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動松本市公式ホームページ)