今日は「秋分の日」。
今日は,二十四節気の一つ「秋分」です。昼と夜の長さが等しくなります。
台風は去りましたが,すっきりしない天気で,“長さが同じ”の実感をもつのは難しい一日でした。
そして,国民の祝日の一つ「秋分の日」,「祖先をうやまい,なくなった人々をしのぶ日」として1948年に法律で制定されました。
今日「9月22日の秋分の日」に,「あれっ」と思った方はいませんでしたか。
「秋分の日は9月23日だった…」と思った方もいると思います。それについて,「ちょっと前にも9月22日だった…」という人もいるかもしれません。
2012年に話題になりましたが,「ずっと9月23日が続いており,2012年9月22日の秋分の日は1896年以来の116年ぶり」でした。
春分と秋分の日は,「太陽が,天の赤道と黄道が交差する点(分点)を通過する瞬間を含む日」で,公転周期と暦のずれで前後します。
来年はまた9月23日の秋分の日となります。次に23日以外になるのは,さて…。
また,今日は,彼岸の中日です。
この日の食べ物は,「おはぎ(御萩)」です。小豆を粒のまま散らした模様が萩の花に似ていることに由来する名前です。
この食べ物,「ぼたもち(牡丹餅)」とも呼びませんか。こちらは,牡丹の花に似ていることに由来する名前です。
これらは,別の食べ物でしょうか。
季節の食べ物に,品のある名前をつけて楽しむ日本人の豊かな感性に嬉しさを感じます。これからも季節感を大切にしたいと思います。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあるように,春分や秋分は,季節の変わり目でもあります。
服装などを整え,体調を崩さないように過ごしましょう。
毎年,この時期に,文化庁から「国語に関する世論調査の結果」が発表されます。
今年も昨日発表され,ニュースが取り上げていました。
発表された文化庁の平成27年度「国語に関する世論調査」では、文法上誤りとされる「ら抜き言葉」も調査対象となり、「見れた」や「出れる?」などの使用割合が初めて本来の表現を上回った。 「ら抜き言葉」の調査は今回が5回目。「見られた」と答えた人は44.6%で「見れた」は48.4%、「(早く)出られる?」は44.3%で「(早く)出れる?」は45.1%と、それぞれ逆転した。あなたは,「ら抜き言葉」が気になりますか。使っていますか。 【関連】 ◇国語に関する世論調査の結果について(文化庁)