大雪。 『日本のしきたり』(新谷尚紀・監修)
朝、細かな雪が降っており、真っ白な景色でした。ニュースを見ると、広く各所で雪が降り、つもっているようです。
用事があり出かける予定でしたが、この天候では道路状況が心配です。外出は延期にしました。
しばらくして交通情報を確認すると、県内の高速道路・自動車道路のほとんどが“通行止め”になっていました。
寒い一日、家にこもって過ごしました。
雪や寒さのようすは、いかがでしたか。
普段の生活では「旧いしきたり」を気にすることは少なくなっているかと思いますが、年末年始になると“旧き日本の暮らし”に触れる機会が多くあります。
図書館の書架に『日本のしきたり―イラスト&図解でわかる』(出版芸術社・刊)があり、「ちょっと確かめよう」と借りました。
序章で、キーワードをあげ暦について解説をし、続く第1章で、月ごとの“しきたり”を分かりやすい文章とイラストで説明しています。ここがメインになっています。
第2章は人生、第3章で暮らしの“しきたり”を取り上げています。各章末に「体験コラム」があり、内容に広がりがありました。
また、各章の扉には説明がありました。(下部のもくじに載せました。)
出版社の図書紹介は、
四季の移ろいを楽しむ、豊作を祈願する、厄除けをする……自然と暮らしの中から生まれた「しきたり」を、わかりやすく解説する実用的な一冊。 日本では農村社会の生活スタイルを背景に、さまざまな「しきたり」が定着してきました。農村の暮らしは、自然とともにあります。四季の移ろいを楽しむ、豊作を祈願する、災害にそなえ厄除けをする、季節の節目や人生の節目を祝う、衣食住のしきたりを重んじる。そんな暮らしの中から生まれた「しきたり」を紹介します。 正月飾りの意味は? 雛祭りの始まりは? (略) 敷居を踏んではいけないわけは? などの疑問に対して、イラストと図解を入れてわかりやすく解説します。料理レシピや、冠婚葬祭の作法など、実践的な知識も身につけることができます。とありました。 街角で“門松”を見かけたり、スパーに“お節の材料”が並んだりしています。 そして、大晦日には“年越しそば”を食べ、年明けには“初詣”に出かけることもあると思います。 「日本のしきたり」に触れることの多いこの時期に、あらためて再確認してみるのはいかがでしょう。 日本に住むみなさんにお薦めです。
もくじ はじめに 序章 しきたりの「なぜ」を解くためのキーワード【関連】 ◇高速道路情報(渋滞・事故・通行止め)(ATIS交通情報サービス)私たちの暮らしの隅々に今も生き続ける「しきたり」の多くは、日本人が古くからもっている季節感によって、長年の間に培われてきたものです。さらにそれらの起源をたどっていくと、過去の日本人が時に対して抱いていた観念や、暦に対する考え方にたどり着きます。ここではまず、しきたりの「なぜ」を知るための背景知識を学びましょう。第1章 季節の節目を祝うしきたり四季に恵まれた日本には、季節ごとに特色ある行事がたくさんあります。華やかなお正月に始まり、除夜の鐘で一年に思いを馳せるまでの十二カ月間を、日本人が大切にしてきた伝統文化とともに過ごしてみてはどうでしょう。第2章 人生の節目を祝うしきたり生まれてから死ぬまで、人生の大切な節目にはさまざまな儀礼が行われます。七五三、成人式、結婚式、お葬式……という儀礼を通じて自分や周囲の人たちの成長を改めて感じてみてはいかがでしょう。第3章 暮らしのなかのしきたり特に決まりがあるわけでもないのに伝承され、今でも行われているしきたりはたくさんあります。人々の暮らしのなかから生まれてきただけに昔の人たちの考えや知恵が詰まっているともいえ、学ぶとことは多くあります。◎レシピ・七草がゆの作り方/・小豆がゆの作り方/・ちらし寿司の作り方/・はまぐりの潮汁の作り方/・ぼた餅の作り方/・菊花入りの栗ご飯の作り方/・月見団子の作り方/・かぼちゃのいとこ煮の作り方/・年越し蕎麦の作り方/・ごま豆腐の作り方しきたりごよみ 参考文献 Index