初雪? 草花判別講座 (作手見聞録)
晴れていても気温の上がらない日でした。
日中、嵐のような強風が吹き、その音が“冬の寒さ”を感じさせるような気がしました。
夕方、黒い雲が目立つようになりました。そして細かな“白いもの”が舞ってきました。
雪のようです。「初雪」です。
今夜から一段と冷え込むようです。暖かくしてお過ごしください。
旧作手村が、地域情報をまとめたA5サイズの冊子『作手見聞録』を作成し、配付していました。数回の更新があり、表紙の異なるものがありました。
発行年が明確ではありませんが、手元にある冊子から順に紹介します。
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作手見聞録
草花判別講座
作手高原には誇りとするものが沢山ありますが、シンプルな外観と風雪に耐える生命力を極めた山野草は、色鮮かでとても可憐です。 サギソウ
作手村の花、この花を見ていると造形主の神秘に驚かされる。
ハルリンドウ
この花を取ってくると耳の病気になるといわれている。
ミズギク
秋の湿原を明るく彩る。
サワキキョウ
秋の湿原の主役。
ウメバチソウ
冬枯れも間近い湿原を清楚に飾るこの花は、そのフィナーレにふさわしい。
ミミカキグサ
ムラサキミミカキグサと混生する湿原の食虫植物。
トキソウ
決して盗採等を許してはならない湿原の表微種である。
ツクデアザミ
普通のマアザミに比べると全体が多毛である。
モウセンゴケ
夏には白い小さな花を点々とつけ、その葉形は見るからにそれらしい湿原の食虫植物。
ヒツジクサ
夏湿原の沼地で、ヒツジの刻に花を開くというかれんな水草。
サワラン
田植えの頃湿原を彩るいわばわが湿原の女王である。
ノハナショウブ
梅雨のころ湿原一面を彩る。
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