意見交換会。 『居場所がないのがつらいです』(高橋源一郎・著)
天気のよい日が続いており、暖かい日でした。
昨夜、作手地域意見交換会がつくで交流館で開かれ、参加しました。
会は、「10年度の作手ビジョン・新城ビジョン」をテーマに、初めに市長から
○ 作手地区の強み ○ 関係人口(行動人口)を強みにしていく ○ 移住ポータルサイトの開設 ○ 「奥三河メディカルバレー」の推進の提言があり、“積極的に提案を!”と始まりました。 終了時間まで、意見が途切れることなく“積極的な提案”が続きました。 その提案・意見についての“回答”は…。 会場は、市長はじめ部長など幹部、地域協議会の委員、市役所職員でいっぱいでした。 積極的な提案を受けて、それを“形にする”、それが“形になる”のは、いつになるでしょう。 過去の意見や成果は…。 著者名を見て手にした『居場所がないのがつらいです みんなのなやみ ぼくのこたえ』(毎日新聞出版・刊)です。 本書は、毎日新聞の『人生相談』に掲載されたものを書籍化したものです。
「生きているのがむなしいです」「妻が家を出ていった」「パパ活する女性、許せない」など108の悩みに作家・タカハシさんが寄り添います。 毎日新聞「人生相談」書籍化第2弾!108件の相談が5章に整理されており、興味のある内容から読み始めるとよさそうです。 また、見開き2ページで相談と回答が載っており、気になる相談を選んで、どこからでも読むことができます。 いろいろな読み方で、相談者に寄り添い、高橋氏の回答を味わえます。 著者が7年前から新聞の『人生相談』を受け持ち、330本ほど回答してきたそうです。
その人は、話したかったんです。誰かに。でも、話す相手は誰でもいいわけじゃない。その話を、優しくきちんと受け止めてくれる誰かじゃなきゃだめだった。そして、そのとき、それをだきたのは、たまたまわたしだったのです。 (略) 送られてきた人生相談を読み、それから、どんな回答をしようかと考えるとき、わたしは、そんな風景を思い浮かべます。本書では、相談は短くまとめられていますが、届いた人生相談(手紙)は深く述べられているようです。その相談をきちんと受け止め、回答をしていきます。 相談者に寄り添った優しい回答ですが、時に“はっきり断ずる”言葉も述べられます。
○ ひとこといわせてください。あなた(とあなたの夫)、親になる資格がないですよ。子育ては夫婦の仕事です。あなたの両親(祖父母)の仕事ではありません。 ○ もう一度書きます。怒ってください。キレていいです。でも、それだけでは、結局、彼らと同じになってしまう。気にする価値もない人たちなのだから。前を向きましょう。本書を読むとき、相談を読んだところで本を閉じ、「あなたの回答」を考え、口にしてみましょう。 それに続いて、本書の回答を読む…。 著者の言葉、引用された話…、あなたの心が温かくなります。
もくじ お話は続きます ? 生きているのがむなしいです ? 息子が自死、立ち直れず ? 妻が家を出ていった ? 新婚の家が落ち着きません ? 人を信じても裏切られる おわりに【関連】 ◇高橋源一郎 (@takagengen)(Twitter) ◇人生相談(毎日新聞) ◇『答えより問いを探して』(高橋源一郎・著)(2019/10/07 集団「Emication」)