集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」』(藤屋伸二・監修/nev・まんが)

花0820。 今日も晴れた日でした。  昨日ほどではありませんが、吹く風が気持ちよく、気温ほどに暑さを感じませんでした。  いずれも“古典の名著”と言えるデール・カーネギーの著作をまんがで紹介する『まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」』(宝島社・刊)です。  教育や子育てについて“モンテッソーリ教育”を取り上げる図書を読んでいて、デール・カーネギーの言葉や図書を思い出し、原著を読み返そうと書架から取り出しました。  でも…。  そこで、まず“記憶を呼び起こす”ように手にしたのが本書です。  主人公は、父と兄の3人暮らしの大学生 長村こずえ です。家業の長村電機の手伝いをした時、踊りの稽古を見て、芸妓の世界に興味をもち、アルバイトを始めます。  芸妓をしながら悩むこと、失敗したことに、姐さん芸妓が話をします。その言葉を通して、D・カーネギーの『人を動かす』と『道は開ける』のエッセンスを伝えています。
○ 人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。それを忘れては、人を動かすことはおぼつかない。 ○ 人間は、誰でも周囲の者に認めてもらいたいと願っている。自分の真価を認めて欲しいのだ。小さいながらも、自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。見え透いたお世辞は聞きたくないが、心からの賞賛には飢えているのだ。 ○ 私達が日常生活で得られる心の安らぎや喜びは、自分の居場所や持ち物や、身分によって左右されるものではなく、気持ちの持ちよう1つで決まる…。外部の条件はほとんど関係がない。 ○ 疲労は…風邪をはじめあらゆる疾患に対する肉体的抵抗力を弱める。…疲労は恐怖や心配に対する感情面の抵抗力を低下させる…。だから疲労の予防は、悩みの予防に通じるのである。
 人とのコミュニケーションのなかで…、子育てで…  あなたの“ことば”や“対応(態度)”は、上手くできていたでしょうか。  それぞれの場面に自分を重ね、これまでを振り返ったり、新しい気づいたりします。さらに深く知りたくなったら、記載されている原著の引用ページを読んでみるとよいでしょう。  みなさんにお薦めです。  特に、「センセイ」と呼ばれる皆さんに読んでいただきたい一冊です。いかがですか。
   目次 Chapter1 人を動かすための基本とは何か? Chapter2 どうすれば信頼関係を築けるのか? Chapter3 どうすれば敗北感を与えない交渉ができるのか? Chapter4 どうすれば人の自主性や個性を伸ばせるのか? Chapter5 なぜ悩みが心に入り込んでくるのか? Chapter6 悩みを減らし、悩みと上手くつき合うには? Chapter7 悩みを手放し、自分の人生を始めるには? Chapter8 周りの声に動揺せず心と体を元気に保つには? おわりに
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