終戦記念日。 『もういちど』(畠中恵・著)
今日は、77回目「終戦記念日・敗戦記念日」、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」(1982年閣議決定)です。
1945年8月15日正午、昭和天皇による玉音放送によって日本が無条件降伏したことが国民に伝えられました。
正午の時報に合わせ、黙祷。
午後は、寺で盆の施餓鬼法要(山門施餓鬼、特別施餓鬼、上施餓鬼、初盆施餓鬼、永代施餓鬼)でした。
新型コロナ感染拡大の中の8月15日,大雨被害が出ている8月15日,「平和」と「安全」を考え、先祖へ感謝、自然に感謝し、「安心」な日々を考える盆の一日でした。
「しゃばけ20周年」の昨年に発刊された『もういちど』(新潮社・刊)です。
長崎屋の跡取り息子(若だんな)の“一太郎”が活躍します。
でもちょっと気になったのは、裏表紙に若旦那が描かれていますが、その左に“赤子”がいます。赤子の懐から鳴家が顔を出しています。
まだ田植えも始まっていないのに、季節外れの夏のような日が続くなかで、廻船問屋兼薬種問屋、長崎屋の若だんなに“事件”が起こります。
九千坊河童の親分によると、「今年は何と天の星が、代替わりをする時なんだ」そうです。滅多にない星の代替わりですが、天のことで我が身に降りかかることはないはずですが…。
体の弱い若だんなが、暑さを避けて根岸へ向かう船が通る川には、水神様に呼ばれた龍神があふれ、暴れています。
そのなかに、酔っ払った龍神たちがいて、けんかを始め…。
「ひえっ、空が龍で埋まってるっ」
川の中へ…
気がつくと若だんなは、見覚えのある部屋で横たわっており…。
それから10か月…。
若だんなが、妖たちの力を借りて、お江戸に起こる“事件に立ち向かっていきます。
若だんなと一緒に、“事件の解決”を楽しみましょう。
目次 もういちど おににころも ひめわこ 帰家 これからも【関連】 ◇シリーズ作品紹介『もういちど』(新潮社) ◇畠中恵「しゃばけ」新潮社公式サイト ◇しゃばけ倶楽部(@shabake)(Twitter) ◇『つくもがみ貸します』(畠中恵・著)(2021/03/18 集団「Emication」) ◇『とるとだす』(畠中恵・著)(2018/02/06 集団「Emication」)