美化活動。 『いつか あなたを わすれても』(桜木紫乃・文/オザワミカ・絵)
晴れて暑い日になり、熱中症について“危険”が呼びかけられる日になりました。
花壇の向日葵(はるかのひまわり・奇跡のひまわり)は、この暑さ、日差しを喜んでいるようでした。
午前中、地区の美化活動がありました。例年の重点箇所の草刈りとともに,大きく育ち過ぎた樹木の伐採を行いました。熱中症,感染症への予防をして,ケガに気を付けての作業でした。
地区内がすっきり綺麗になりました。ありがとうございました。
終了のお知らせとともに届いた「いい話の図書館」で41冊目の図書『いつか あなたを わすれても』(集英社・刊)をやっと読みました。
直木賞作家 桜木紫乃さんの初の絵本です。本に恋する小林店長は,「本に恋する店主の呟き新聞」に
著者が自身のおかあさんにあてた絵本である。人は年老いて、子どもや孫のことも忘れるときがくるかもしれない。恐れたり悲しんだりしないで順番として受け入れるために「思い出」をちゃんと作っておくのだと気づいた一冊です。とメッセージを載せています。 「わたし」と「ママ」と「さとちゃん」のお話が描かれた絵本です。 カバーには、頬杖をした赤い服の“おんなのこ(おんなのひと?)”と猫が描かれています。カバーを外すと、木の葉からの木漏れ日を泳ぐ蝶が単色で描かれています。 ここに感じる“コントラスト”は…。 出版社の内容紹介には,
記憶という荷物を下ろし始めたさとちゃんは、ママのおかあさん。そして、わたしのおばあちゃん。おばあちゃんに忘れられてしまったママはこれまでの思い出の荷造りを始める。「あんしんしていいよ。これは、たいせつな、たいせつな、わたしたちのじゅんばん」。やがて訪れるお別れを前にして、ママからおばあちゃんへの、そしてわたしへの思いが語られる…。と記されています。 いろいろなことを忘れていく“さとちゃん”のことが描かれているようで…。 さとちゃんを見る“ママ”が考えるこれからのこと…。 ママとさとちゃんから“わたし”が見るのは…。 読む人が、3人のどの目を感じるか。 読むたびに、その目が変わり…。 あなたの今そしてこれからを感じる絵本になります。 【関連】 ◇オザワミカ (@m_ozawa)(Twitter) ?【「いい話の図書館」】 ◇最近紹介した本 ◇『僕の歩き遍路』(中野周平・著)(2022/05/28) ◇『あめつちのうた』(朝倉宏景・著)(2022/05/14) ◇『夢のユニバーサルシアター』(平塚千穂子・著)(2022/05/01) ◇『青山に在り』(篠綾子・著)(2022/03/26) ◇『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』(原田ひ香・著)(2022/02/23) *以前に紹介した本は ☆カテゴリー「いい話の図書館」から 「いい話の図書館」とは… 本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,苦しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。 そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。 ◇18年間ありがとうございました 〜活動終了のお知らせ〜(いい話の広場) ◇小林書店さん (@cobasho.ai)(Instagram写真と動画) ◇志賀内 泰弘(Facebook)