6(5-12) あさひさんの研究 (わたしたちの村つくで 改訂版)
曇りの日で、午後になって小雨が降り出しました。
連休が明け、暖かい日になると期待していましたが、当地はまだ肌寒い日が続きそうです。
備忘録としてのメモ。「ABC分析」と「ABC理論」================================ 作業ばかりの学校生活
戦争の終わりごろは,勉強どころではなかったな。田代の運動場は,7割ぐらいがサツマイモ畑になってね。3年ぐらいはさいばいしたよ。開こん作業は,もちろん子どもたちだけでやったよ。防空ごうもほってね。校舎のうらに3か所ほったよ。授業より作業ばかりやっていたなあ。体育は教練といって,5・6年生ではとび箱,鉄ぼうのほか,竹やりでわら人形を突く訓練もあったよ。高等科(中学)では,剣道や銃剣術,手りゅう弾を投げる練習,歩伏訓練があってね。戦争のための訓練をやっていたんだね。
運動会では,組み体そうやぼうしとり,砂袋をかついで走ったり,手りゅう弾を投げる種目もあってね,昭和19 ・ 20年ごろは,ゲーム的なものはなくて,体力をきたえる,戦争にむすびつく内容のものばかりだったよ。
(田代 鈴木政雄さん)
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注)これまでの記事は〈タグ「新わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。
○ABC分析 ・Antecedents(先行条件)…「△△のときに」(行動が起こる直前の環境) ・Behavior(行動)…「〇〇をしたら」 ・Consequences(結果)…「その結果□□になった」(行動の直後に起きた環境の変化) ○ABC理論 ・Activating events…出来事を ・Belief…どのように受け取るか、(思考・信念・考え方)によって ・Consequences…結論(感情・行動)が決まる郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「6 作手村のうつりかわり」からです。 ******** 5 明治から平成へ 戦後の作手村 あさひさんの研究 あさひさんは,戦争のころの学校や家での生活について,お年よりに話を聞くことにしました。