6(4-4) ききんと百姓一揆 (わたしたちの村つくで 改訂版)
朝から雨,その後も降り続く雨の一日でした。
先日,私立中学校入試の算数の問題を調べていて,こんな問題がありました。 さらにその後「千両を出せ。」「村々の神社の木を取り上げる。」などと言われたりしました。きびしい年貢の取り立てにおこった大和田・木和田・御領・道貝津・小田・善夫など11の村の農民は,1854(嘉永7)年1月14日,木和田のあかし場へ集まって,「傘連判」を作り,御用金の取りやめをうったえることにしました。 ********
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注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。
1÷9998(表現は分数)を小数で表すとき,小数第48位の数,小数第56位の数,小数第96位の数をそれぞれ求めなさい。(開成中学校)ネットニュースでも話題になった問題のようです。 “小学生に解ける”問題として出題し,子供達の“どのような学力”を見出そうとしたのか考えながら,解答を考えました。 “小学生の解き方”が見つかりません…。 入学試験の会場で,初めて見た問題に,どのように向かうのでしょう。 この問題に挑む力は,小学校の授業のどこで養っているでしょう。 難しかった…。 郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「6 作手村のうつりかわり」からです。 ******** 4 江戸時代の作手 農民のくらし ききんと百姓一揆 今の菅守校区と大和田は,鳳来町海老に陣屋のあった旗本菅沼氏が治めていました。菅沼氏は,作手のほかにも鳳来町の西部と山吉田を治めていました。3000石ばかりの旗本なので財政が苦しく,米のほかにもいろいろな理由をつけて年貢を取り立てました。農民たちは菅沼氏に2400両もの御用金を取られました。