集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

BS放送局。 『読む力 最新スキル大全』(佐々木俊尚・著)

花0417。 「日曜は晴れてほしい…」と思っていましたが,小雨の降る日曜日で,家に籠って過ごした一日でした。  先月末,BSデジタルテレビ放送に「BSよしもと」(265),「BS松竹東急」(260),「◇BSJapanext」(263) が新たに開局しましたが,ご存じですか。  番組での「アタックチャンス!!」を真似されることも多かった人気クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の復活でも話題になりました。地上波の頃と同じ日曜日に,放送時間が長くなって放送されています。  その他,BSJapanextでは,毎朝6時から『長息 長生き ロングブレス』が日替わりプログラムで考案者の美木良介氏自ら紹介しています。美木氏の合図に合わせてトレーニングができます。  また,BSよしもとの「よしもとプレミアムアワー」では,昭和の漫才ブームの火付け役となった『花王名人劇場』が放送されています。昨日は“桂三枝”さんの2話(番組?)でした。  まだBS松竹東急の番組を確認していませんが,新しいBSデジタル放送3局の“挑戦”が楽しみです。   ◇BSよしもと(265)   ◇BSJapanext | BS無料放送の"つながる"テレビ局(263)   ◇BS松竹東急(260)  radiko(ラジコ)ラジオクラウドで聞く「飯田浩司のOK! Cozy up!」で発刊を知り,すぐに手にした『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』(東洋経済新報社・刊)ですが,そのまま積読になっていましたが,先日読み終えました。  期待通りの内容で,“現役”の頃に読みたかった内容でした。  と言いつつ“これからも現役”である生活に活きる“ライフハック”が満載でした。  本は黒地の表紙ですが,カバーと帯は白地にたくさんの文字が書かれた“情報の多い”ものになっています。  著者が「あの信じられないぐらい幅広い分野の情報を,どうやって集めているんですか?」と問われることに答える「読む力のノウハウ」が,序章から第8章で述べています。
 「スマホで気が散る時代」には全く新しい読み方が必要。SNSの使い方から情報整理法、マルチタスクワーキングの秘訣まで、短い集中を積み重ね、インプット&アウトプットを最大化する究極の最強メソッドを具体的に紹介する。  遂に出た!書籍・ネット・SNS・ニュース・有料メディアなど「読み方の最新全スキル」が1冊に!  「本物の思考力」と「新しい発想力」が同時に身につく!こんな本が欲しかった!
 序章から順に読んでことで,著者の「読む力&考える力&書く力&アイデアの技術」”を理解することになると思いますが,“文字数が多く厚い本”に読み進められないときもあるかもしれません。そのときは,まず序章を読み,続いて第6章を読み,そこから「知肉を育てる」ことを考えられ,そして,次に読むあるいは飛ばす章・内容への意識が高まりそうです。
【大前提1】世の中にたくさんあるメディアを分別するところから始めよう。 【大前提2】分別したメディアを活用して,「ニュースを読み解く流れ」をつくろう。 【大前提3】読む目的は「たくさんの視点を獲得すること」と肝に銘じよう。 【大前提4】読むことで得た「知識」「視点」を「知肉」にするのが最終目標。 【大前提5】無理に集中しようとするのではなく,あえて「散漫力」を逆活用しよう
 “現役”のみなさん,あなたの“思考力と発想力”をアップデートしませんか。  読書メモより
○ ネットでたくさんの「知」が公開されるようになり,誰もが「知」の本質に到達できる時代がやってきた。 ○ メディアを4つに分類   ホリゾンタル×中立的=ニュースアプリ,通信社   ホリゾンタル×偏見的=新聞記事,テレビのワイドショー   パーティカル×中立的=ブログや専門誌などでの専門家の知見   パーティカル×偏見的=陰謀論 ○(概念は)「さまざまな情報や視点」を順にまとめて,ひとつの物語や全体像にしたものである。 ○ 「散漫力」 を活用すれば,仕事はいくらでもこなせるようになるのだ。 ○ SNSを「人間関係用」と「情報収集用」で分けて使う ○ 「RSSリーダー」の情報収集がフラットで公平で,偏りがないから ○ 人間というのはさまざまな顔を持ち,善悪をにわかには判断できない。 ○ あらゆる「いい本」は自分のための蓄積になってくれる。 ○ すべて「自分にとって楽しみな本」にインテグレーション(統合)してしまうのだ。 ○ いい本屋さんというのは,このような「本棚の文脈」を大事にしている店のこと ○ キーワード検索やタグなどをとっかかりにすれば,確実に必要な情報を取り出すことができる。 ○ 「ふっと思い出し」から,「さまざまな概念」を相互に結び付けていく。 ○ 「マークダウン記法」を使えば… ○ 個人におけつクラウド化の本当の意味とは,雑務や面倒な処理をすべて外部化し,人間が本来取り組むべきことにのみ専心できるようにすること ○ 飢餓感が,ある種の「フック」「引っかかり」となる
   目次 はじめに 序章 まずは現代の知的生産に必須の「5つの大前提」を知る 第1章 まず「落とし穴」を見極め、「読むべきもの」を選別する  ──情報源をふるいにかける 第2章 ネットは「何を」見ればいいのか  ──良質な「プッシュ情報」と「プル情報」を同時に手に入れる 第3章 SNSをどう使いこなすか  ──「情報ツール」としてツイッターを使いこなす。SNSでの「プル情報」のとり方 第4章 選んだ記事をどう読み、どう整理・保存するか。情報整理の方法  ──「あとで読む」アプリを使う。「ポケット」が最強の理由 第5章 本は「何を」「どう」読めばいいか  ──本の見つけ方&選び方、具体的な読み方、名著を読むコツ、電子書籍リアル書店の活用法 第6章 知識や情報を活用するカギは「2つの保存」を使い分けることだ  ──「4つのステップ」で、自分のための「知肉」を育てる 第7章 脳をクリアな状態にする「二刀流」のすすめ  ──日常の雑務を徹底的に効率化し、時間を捻出するために、ツールは何を使うか 第8章 散漫力を活用し「最適なインターバル」で仕事を回す!「マルチタスクワーキング」の秘訣  ──タスクを組み合わせ、「短い集中」を積み重ねる おわりに
【関連】   ◇佐々木俊尚 (@sasakitoshinao)Twitter)   ◇佐々木俊尚(note)   ◇佐々木俊尚