集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

6(4-2) きびしい年貢の取り立て (わたしたちの村つくで 改訂版)

花0414。 朝から雨の日でしたが,天気予報が伝えたほどの降り方ではありませんでした。自分の行動範囲では…。  春になり暖かくなってきれ,木々の若葉が芽吹き,草花が美しくなってきました。  今日,出先への行き来で,いろいろな花を見かけました。うきうきしてきます。  そのなかで,「あれっ,この花は何ていう名なの?」という草花があります。そんな時,昨年紹介したハッシュタグに助けを求めていました。  Twitterで「#オラ草が知りてぇを付けて尋ねると,「やけに植物に詳しい悟空」さんが答えてくれました。残念ながら昨年5月に「みんな草を楽しんでくれよな!またな!」とツイートを閉じました。  今日,昨年と同じ植物を見かけて,“やけに植物に詳しい悟空”さんのことを思い出しました。ありがとうございました。  郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「6 作手村のうつりかわり」からです。 ********     4 江戸時代の作手     村の支配としくみ   きびしい年貢の取り立て  村を治める人たちは,検地を行い,年貢の取り立てをしました。  作手村に残っている検地帳で古いものは,和田と長者平の1590(天正18)年の検地帳です。それには,田畑一つ一つについて,その場所や評定,田畑の広さ,持ち主の名前などが書かれています。評定は,米がよくとれるかどうかを上・中・下で表しました。検地は1603(慶長8)年と翌年にも行われました。この時の検地帳は「御本帳」といって,江戸時代の検地帳の元となった大切なものです。
検地帳0414。
 検地帳によって村々の米の収穫高は分かりますが,さらに「検見」を行って,その年の収穫高をくわしく調べて年貢を決めました。それを表したのが「年貢免状」です。年貢は今の税金と同じですが,この地方の年貢率は,収穫高の 50%以下でした。
免状0414。
********  注)これまでの記事は〈タグ「新わたしたちの村」〉で  注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。  注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。