6(4-1) 村の支配としくみ (わたしたちの村つくで 改訂版)
霧に覆われ曇り空の朝でした。このまま雨になるのかと思いましたが,徐々に青空が広がり気温も上がり“夏を思わせる暑い日”になりました。
このまま夏になってしまうことはなさそうですが,この時期の厚さは体に堪えます。
明日は雨の予報です。乾燥した空気に潤いが出るかな。
先日,「探偵!ナイトスクープ」の初代プロデューサー 松本修 氏が新刊『言葉の周圏分布考』(インターナショナル新書)を著したことを知りました。
かつて『全国アホ・バカ分布図』で話題をさらった(?)著者が,方言の全国市町村アンケートを行い,それを基にした“方言分布”だそうで,面白そうです。
まだ手にしていませんが,読んでみたい一冊です。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「6 作手村のうつりかわり」からです。
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4 江戸時代の作手
村の支配としくみ
「ぼくの家の祖先は庄屋なんだって。」とゆうきさんが言いました。おじいさんの話によると,昔,村をまとめる仕事をしていたということです。ゆうきさんは,江戸時代のことを調ベてみることにしました。
入り組んだ領地と領主
徳川家康は1603年に江戸に幕府を開き,全国を支配しました。このころ作手村は,34の村と一つの新田に分かれていました。作手村は,幕府が治める天領が中心でしたが,旗本や大名が治めることもありました。たびたび領地替えがあったので,江戸時代を通じて一つの村が同じ領主によって治められたことはありませんでした。
また,武士が作手に住んでいたのは,江戸時代のはじめまでと考えられています。
※年表をクリックすると拡大します
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注)これまでの記事は〈タグ「新わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。