『毎日がつまらない君へ』(佐藤慧・著)
天気は良かったですが,自動車を怖いほど揺らす強い風が吹く日でした。
先週,学校の先生と話をしていて,オリンピックの話題になりました。
スノーボード競技で「トリプルコーク1440」という大技がありました。この技は「トリプル」+「コーク」+「1440」が組み合わさっています。
それを小学校英語や算数・数学で,学習のきっかけ(動機付け)や広がり(発展)に活かせそうです。
いかがでしょう。
児童書コーナーに“10分後に自分の世界が広がる手紙”シリーズの本が並んでいました。その一冊『10分後に自分の世界が広がる手紙:毎日がつまらない君へ』(東洋館出版社・刊)です。
世界が広がるかどうかよりも,「この本を10分で読むのは難しそうだけど…」と突っ込みを入れて読み始めました。
やっぱり10分では読めませんでしたが…。
最初に,海外で撮られた写真が載っています。フォトジャーナリストならではの“記録”のようです。続く話は…。
これまで訪れた国は、40か国以上。そこで出会った人たちがぼくに教えてくれたこと もしかしたら君は、なんとなく毎日が「つまらない」と思っているかもしれません。 同じことのくり返しや、したくもない宿題。 「あれをするな、これをするな」と言われたり、将来の夢もなかなか見つからない。 そんな君に、ぼくがこれまで見つけてきた「宝物」をしょうかいしたいと思います。 「こんなものが宝物なの」?と、君は思うかもしれません。 それでいいんです。 でも、君の「宝物」を見つけるヒントには、なると思うんだ。著者が教えてもらったこと7話を語ります。 1話のチルフィアさんは… 2話のおじいさんは… 3話のアントニオさんは… 4話のハニーちゃんは… 5話のジョージさんは… 6話のしゃもじは… 7話の父は… 「あなた」そして「君」に伝わったことが,何か変化を…。 読書メモより
○ 「自然のリズムと呼吸を合わせれば,人間はいつまでも,森戸いっしょに生きていけるよ」と,チルフィアさんは,地域の学校で子どもたちに教えています。 ○ そしてbのくは気づいたのです。アントニオさんは,なにもしていないのではなく,全部を感じていたのだと。 ○ 「なんかこわいな」「めんどうだな」「どうせ自分には,なにもできないよ……」。そんな心の中のかべが,世界を小さく,息苦しいものにしてしまうのだというのです。 ○ 悲しみを不定するのではなく,そのように受け入れたとき,それだけで大切な人やものに出会えていたことを知り,その思い出もまた,君の人生の,大切な宝物になっていくのだと,ぼくは思います。
もくじ とりためた写真たち はじめに 未来へ続くピーナッツ おじいさんの100ドル なにもしない時間 かべをこえる凧 がれきの中のスパゲッティ ぶさいくなしゃもじ 父のなみだ【関連】 ◇佐藤慧 Dialogue for People (@KeiSatoJapan)(Twitter) ◇Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル) ◇認定NPO法人 Dialogue for People(D4P) (@dialogue4ppl)(Twitter)