オンラインセミナー。 『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』(青柳碧人・著)
朝は薄曇りの天候でしたが,日中は青空が広がる晴れた日になりました。
今日は,出かける用事がなく,作業の“すき間時間”で,いくつかのオンラインセミナーに参加(視聴)しました。
最初は,先週に続いて「Kumamoto Education Week」でした。今日は9つのイベントがあります。
夜も興味のあるイベントがありますが,打合せの予定があり参加(視聴)できないかもしれません。アーカイブが掲載されれば,それを見ようと思います。
午後は,JAPET&CECの「GIGAスクール時代におけるデジタル・シティズンシップの共通理解を目指して」に参加(視聴)しました。
子供達が“一人1台端末”を使用する生活になり,これまでの“デジタルモラル”の発想だけでは,これからの学習者は育っていかないと考えています。
それぞれのセミナーから思うのは,GIGAスクール構想の運営,一人1台端末の活用,モラル教育…,これらの設計や組立てに“問題のある”地域や学校が多く,それによって“困っている子供”が生まれていることに気づいていないのではないかということです。
考えること,学ことの多い一日でした。
昨年末の「BOOKナビ」(さわや書店×IBCラジオ)で,以前(2020/10/03)楽しく読んだ『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が発刊されたことを知りました。
その『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 むかしむかしあるところに、死体がありました。』(双葉社・刊)を読みました。
日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! 2019年4月に刊行されるやいなや瞬く間にベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。今回収録されたのは、「かぐや姫」「おむすびころころ」「わらしべ長者」「さるかに合戦」「ぶんぶく茶釜」の5編。果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのか。各作品を通してのテーマが隠されており、それぞれのつながりも楽しい短編集です。第1作,そして第2作の『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』と同じように,“よく知っている話”なのに,そこに「こんな謎があったの…」と不思議の世界に引き込まれました。 この謎や不思議は,NHK「昔話法廷」にも見られますが,それぞれの昔話・原作(?)に続いて生まれた「新たなお話」です。 最初の「竹取探偵物語」(竹取物語)に登場するかぐや姫は,“探偵”でした。
俺はわずかに動く口で,かぐやに問うた。 「黙っていて申し訳ありません。私は月の世界の探偵なのです」 「たんてい?」 「この地上にはまだない職です。『探り偵う(さぐりうかがう)』と書いて探偵。罪を(略)かぐや姫が探ったものは…。 かぐや姫が月の世界から“探偵”という職種を齎し,第2話からも“探偵が活躍する作品となっています。 登場する人,動物の会話や行動から,話に隠れた“謎”を探ると,そこに前話の“あれ”が登場し,これは…。 探偵より早く解こうとしましたが,最後は「えっ…」でした。 話を読む前,読み終えて,それぞれの昔話・原作を改めて読み返すと,違った世界が表れそうです。 「昔話ミステリー・昔話パロディ」の世界を楽しみませんか。お薦めです。 【参考】(目次にかえて) 本書の“元になった昔話”を,サイト「福娘童話集」で,改めて確かめてはいかがですか。 ■ 竹取探偵物語 →◇かぐや姫(竹取物語) ■ 七回目のおむすびころりん →◇おむすびコロリン ■ わらしべ多重殺人 →◇わらしべ長者 ■ 真相・猿蟹合戦 →◇サルカニ合戦 ■ 猿六とぶんぶく交換犯罪 →◇ぶんぶく茶がま 【関連】 ◇青柳碧人 (@aoyagi)(Twitter) ◇【公式】『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』青柳碧人/双葉社さん (@mukashi_futaba)(Twitter) ◇『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(青柳碧人・著)(2020/10/10 集団「Emication」) ◇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人・著)(2020/10/03 集団「Emication」) 【オンラインセミナー関連】 ◇Kumamoto Education Week 2022.1.22-30〜みんなの夢が未来を創る〜(熊本市教育委員会) ◇日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)