『医学のつばさ』(海堂尊・著)
朝は陽射しがありましたが,日中は曇ってきて寒くなりました。
間もなく“春”ですが,まだ寒い日が続きます。暖かくして過ごしましょう。
この後,地区の打合せがあります。2月に開催を予定している総会について検討します。
開催をどうするか…。協議・審議は…。
よろしくお願いします。
前作の『医学のひよこ』(海堂尊・著)で,チーム曽根崎が発見,誕生した「いのち」が日本政府に囚われました。
その後の“闘い”を描く『医学のつばさ』(角川書店・刊)です。
本書も装画・挿絵をヨシタケシンスケ氏によるものです。
中学生医学生とおとなたちの戦いを描くシリーズ完結編! 東城大医学部に通う中学三年生の曾根崎薫は、クラス委員の進藤美智子、ガキ大将の平沼雄介、医学部を目指すガリ勉の三田村優一ら同級生たちと、洞穴の中でみたこともない巨大な「たまご」を発見。 薫たちは孵化した謎の生物に〈いのち〉と名付け育てようとするが、動物実験の材料にしようとする文科省に囚われてしまう。〈いのち〉の奪還を試みる薫たちだったが、やがて「こころの移殖」という壮大な陰謀が明るみになり、米国政府をも巻き込む巨大な騒動に発展していく…。5月11日まで前作に続き,2023年5月31日(木)から7月26日(水)まで,わくわくする激動の2か月が描かれます。 この本でも。目次に続いて「桜宮市の地図」が載っており,改めて闘いの舞台を確かておきましょう。 これまで,薫に毎日届いていたアメリカにいるパパからのメールがありません。“何かが起こっている”のですが,薫には,それが何かは分かりません。そんな薫の日々は,
その騒動が収まって,ぼくの生活は日常に戻った。今ぼくは,夏祭りが終わった後のさみしさを抱きながら,秋の新学期を迎えるような虚脱感に包まれていた。でしたが,動き出します。
「理論は現実を翻訳するために打ち立てるべきで,理論に合わないからといって現実を拒否するのは本末転倒だ」その現実は…。 そして,カオル達が動き出します。 カオル達が挑むのは『DAMEPO』(ディフェンス・アメリカ・メトロポリタン・エンサイクロペディック・ポテンシャル・オーガニゼーション)と呼ばれるアメリカの組織です。 そこに登場するのは…。 本作は,前作に続く話ですが,それに加えて『コロナ黙示録』と『コロナ狂騒録』の登場人物が役割をもって登場します。 また読まれていない方は,それらを読んでから手に取られた方が,しっかり愉しむことができるでしょう。 さて,「いのち」は無事なのか…。 「いのち」は,何を得たのか…。 チーム曽根崎は,「いのち」を奪還できたのか…。 チーム曽根崎と「いのち」は…。 「いのち」は,何だったのか…。 “いのち”を考えるみなさんに,わくわくをお薦めする一冊です。
目次 1章 見た目が地味なヤツほど恐ろしい。 2023年5月31日(水) 2章 使わぬものは、アウト・オブ・眼中。 6月1日(木) 3章 軽薄鈍感エゴイスト、世にはびこる。 6月4日(日) 4章 修羅場は敵と味方の見分け場所。 6月6日(火) 5章 偶然と必然と運命と宿命は紙一重。 7月10日(月) 6章 気配りポイポイ捨てまくり。 7月12日(水) 7章 人生、やったもん勝も。 7月13日(木) 8章 因縁、月光に溶ける。 7月13日(木) 9章 実物見ずして評価せず。 7月13日(木) 10章 年寄りの冷や水は甘すぎる。 7月14日(金) 11章 裏切り者の裏切り者は裏切り者ではない。 7月15日(土) 12章 行き止まりかどうかは、突き当たりまで行かなきゃわからない。 7月18日(火) 13章 ツバサを夢見ないのは、ツバサを持ったことがないからだ。 7月18日(火) 14章 人生は、行き当たりばったりのでたとこ勝負。 7月26日(水)【海堂尊氏の本】 ◇『医学のひよこ』(海堂尊・著)(2022/01/23 集団「Emication」) ◇『コロナ狂騒録』(海堂尊・著)(2021/12/17 集団「Emication」) ◇『医学のたまご』(海堂尊・著)(2021/12/04 集団「Emication」) ◇『トリセツ・カラダ』(海堂尊・著)(2020/08/08 集団「Emication」) ◇『コロナ黙示録』(海堂尊・著)(2020/08/01 集団「Emication」) 【関連】 ◇海堂尊公式ホームページ ◇ヨシタケさんのファン第1号は海堂尊です――海堂尊×ヨシタケシンスケ 『医学のひよこ』『医学のつばさ』刊行記念対談(カドブン)