開創650年記念法要・得度式。食事五観文。
青空の綺麗な晴れの一日でした。強い風が吹き,それが寒さを増していました。
午前中,翔龍山甘泉寺の開創650年記念法要と得度式が,本山の臨済宗永源寺管長,僧侶,関係する僧侶を迎え催されました。
新型コロナ禍で,規模を縮小しての開催となりましたが,檀家のみなさんが参列し,法話,記念法要,得度式を執り行いました。
記念法要に先立って,開創650年に合わせて修復を行った開山堂の「開山 彌天永釈大和尚像」の開眼法要が行われました。これまで“ちょっと怖い”感じのした開山堂,像が,すっきりました。
みなさん,ありがとうございました。
食事をしたとき,箸袋の内側に“言葉”が書かれていました。
初めて知る言葉でしたので,以下にメモします。
『食事五観文』(しょくじごかんもん)
○ 一つには,功の多少を計り,彼の来処を量る。
○ 二つには,己が徳行の全欠をはたかつて供に応ず。
○ 三つには,心を防ぎ,過貧等を離るるを宗とす。
○ 四つには,正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり。
○ 五つには,道業を成ぜんが為に,将にこの食をうくべし。
甘泉寺の高野槙について,村制施行八十周年を記念して発刊された『つくでの昔ばなし』に2話が掲載されています。
◇こうやまき (その1)
◇こうやまき(その2)
1 この食物が食膳に運ばれるまでには,幾多の人々の労力と神仏の加護によることを思って感謝致します。 2 わたくし共の徳行の足らざるに,この食物を頂くことを過分に思います。 3 この食事にむかつて貪る心,厭う心を起こしません。 4 この食物は,天地の生命を宿す良薬と心得て頂きます。 5 この食物は道業を成ぜんが為に頂くことを誓います。食事をいただけることに感謝! 美味しく,いただきます。 【関連】 ◇23日甘泉寺で「開創650年記念法要並びに得度式」開催(新城・勝手に応援隊) ◇23日に開創650年記念法要(東日新聞) ◇翔龍山甘泉寺 (作手の名勝と史跡めぐり)(2021/05/06 集団「Emication」) ◇甘泉寺開山堂 (つくで百話 最終篇)(2021/04/02 集団「Emication」) ◇「甘泉寺夜話(4 こうやまき)」(つくで百話)(2019/06/19 集団「Emication」) ◇地区総会。「郷土の話題」から。(2019/02/23 集団「Emication」)