順守と遵守。 4.(8-2) これからの作手村 (わたしたちの村)
曇り空の日,午後になって小雨そして雨が降りました。
大型で非常に強い台風16号の進路にある地域のみなさん,備えは万全ですか。台風が遠方にあっても影響がありそうです。お気を付けください。
昨日のニュースを聞き,見ていて,「あれっ」と感じた言葉がありました。
教育に関する話題で,その説明は「そうだな。そうなるかな。」と聞きましたが,画面の文字が目に入って「あれっ」でした。
その言葉は「順守」でした。意味も使い方も“正しい”のですが,この話題の場面では“遵守”を使いたいと思ったのです。
これまで気にしていませんでしたが,新聞では「順守」に統一しているそうです。「遵守」は,国や公共団体が法令や公用の文章などに用いる文章で使用することに統一されているそうです。
日々の暮らしで「遵守」を目にする機会は少ないようです。
昨日の話題に,“公”発を感じて「あれっ」だったのかな…。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「四、住みよい村づくり」からです。
郷土読本の記事として最後です。次回は,巻末の年表です。
********
(八) これからの作手村
2 村づくりの計画
(2) 教育の進んた村づくり
現在の4つの小学校,1つの中学校を守って,より充実した学校教育を進めていくためには,どうしても子どもの数をふやすことが必要です。そのために,村営往宅や分じょう宅地を造って,多くの若い人に住んでもらえるようにすることが必要です。
また,古い校舎や体育館を建て直したり,コンピューターなどを導入して,新しい教育ができるように計画しています。
(3) 豊かで,生活しやすい村づくり
現在は,自動車がなくては,生活ができません。そのために,道路を整備して,通勤や買い物がしやすいようにすることが必要です。そのために,国道301号線や県道・村道を整備する計画があります。また,ほ場の整備や農道・林道をつくって,村の農業や林業をさかんにするように考えています。
(4) 文化の高い村づくり
鬼久保ふれあい広場,開発センクー,環境改善センターなどを整備して,村の人たちの体育活動や文化活動を進めて,健康で文化の高い村づくりを目ざします。そして,コミュニティーの活動をさかんにして,心のふれ合う,温かい村づくりを進めていきたいと考えています。また,これからの村づくりに必要な若いリーダーを育てていくために,ほかの町や村との交流会や中学生の海外研修旅行などを行っています。
(5) 安心してくらせる村づくり
上・下水道を整備して,村の人々の生活を向上させたり,お年よりや子どもの福祉を高め,安らぎのあるくらしができるように計画しています。
また,保健・治療や救急体制をととのえたり,消防団の組織を強めたりして,村の人が安心してくらせるように考えています。いずれにしても,役場の人だけでは,よい村づくりはできません。村の人々が力を合わせていくことが必要です。
◎この本を書いた人たち(平成3年3月)
(略)
◎この本の改定にあたった人たち(平成7年3月)
(略)
********
注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。