集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

つくでシャレット。 3.(5) 鉱業・水産業 (わたしたちの村)

ワークショップ0820。 雨も降りましたが,曇りの一日でした。  午後,つくでシャレット・ワークショップ(第3回)のお知らせがあり,つくで交流館へ出かけました。  これまでにワークショップが2回行われていたようですが,今月の「びっくり!新技術体験」や「5G体験会」に参加したことで,初めての参加になりました。  平田氏のあいさつで,これまでの経緯や今後の展開を説明するとともに,この後のグループ討議では「SF思考」や「バックキャスティング思考」を活かしての“共創”を進めるように話がありました。
○ はじめに   ・開会挨拶 平田仁(名古屋大学) ○ 情報共有   ・新技術って何?   ・作手地区の地域課題 ○ ディスカッション「今と未来の健康で幸福なつくでライフ」   ・グループ討議   ・全体討議 ○ おわりに   ・閉会挨拶
 ディスカッションでは4つのグループにわかれ,それぞれのテーマで参加者が話をしまいた。  「共育・住民交流」のグループに参加し,子育て世代の方々の声を中心に話ができました。研究者の視点,教員の視点も含め,バックキャスティングでの視点・思考から,「これからが楽しみ」「ぜひ実現したい」というディスカッションでした。  みなさん,ありがとうございました。  郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「三、作手村の産業」からです。 ********     (五) 鉱業・水産業 ピート0820。   1 特色ある地質  作手村は湿地帯が多かったため,特色のある地質が見られます。その一つが,数万年にわたって未分解の植物の遺体が,堆積してできた『ピート』と言われるもので,全国的に見ても年代が古く,大変めずらしいものです。  鴨ヶ谷にある日本ピート開発株式会社は,1974(昭和49)年からピートをほり起こしています。このピートは園芸や花,ゴルフ場のしばふなどの土壌改良材として生産され,北は北海道から南は鹿児島県まで,全国各地に出荷されています。  また,1960年ごろ大和田で珪石が発見され,現在,(株)三栄シリカが,320万平方メートルもの場所から,採くつしています。  作手村の鉱業生産は,ピークの1990年ごろには年間9万トンでしたが,現在は,約7万5千トンで横ばい状態にあります。 ニジマス0820。   2 きれいな水を生かして  わたしたちの村には,冷たくてきれいなわき水が,たくさん流れています。その水を利用して,1970年ごろから,ニジマスの養しょくが始められました。また,つりぼりや,それにともなう飲食施設などもいくつか作られ,作手村の観光施設の一つとなりました。  ニジマスの養しょくは,一時期,14けんの家で25万びきも飼うほどさかんになりました。しかし,現在は,高松に一ヵ所だけ養しょく場(約20アール)があるにすぎません。  ここでは,卵からふ化した稚魚が,常時30万びき養しょくされています。そして,およそ一年間養しょくされた後,一回に約1トン半(3万びき)ずつ出荷されます。出荷は,年間30トンにのぼります。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で  注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。  注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。 【参考・SF思考学を用いた未来創造
思考0820。