集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

歯の衛生週間。 2.(1-2) 作手のあけぼの (わたしたちの村)

花0604。 朝から雨の一日でした。大雨,激しい雨が予報されていましたが,心配したほどではありませんでした。  今日から10まで「歯の衛生週間」です。今年の標語は,『 一生を 共に歩む 自分の歯 』です。  そして,本年度の重点目標は,「生きる力を支える歯科口腔保健の推進 〜生涯を通じた8020運動の新たな展開〜」だそうです。
 なぜ「虫歯」と呼ぶのかご存知ですか?  昔の人が何かの虫が歯を侵食すると考えた説,蝕(むしば)むが虫歯に変化したという説など,他にもいろいろな説があるようです。  あなたは,どのように聞いていますか。
 みなさんの歯は,健康ですか。  郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「二、作手のうつりかわり」からです。 ********     (一) 作手のあけぼの    3 米作りの始まり 高杯0604。 左の絵図は,長者平から出た,高杯とよばれる,皿に高い台をつけた土器です。この土器は,黒ずんだこわれやすい縄文式土器とはちがい,赤みがかって少しかたい土器です。このような土器を弥生式土器といいます。それは,東京の弥生町というところで,これと同じような土器が初めに見つかったからです。  この弥生式土器が使われだしたのは,今から2200〜2300年くらい前ですが,ちょうどそのころ,中国大陸の方から米を作る技術が伝わってきました。さらに,青銅や鉄の道具も伝わってきて,日本に往む人々の生活が大きく変わりました。この時代を土器の名をとって,弥生時代と言います。  作手で弥生式土器の破片が出る所は,守義の小夫田,菅沼の田ノロやヌメガイツ,戸津呂の布路,和田の中鳥,高松の大屋貝津,大和田の徳衛,田代の広畑などがあります。 発掘0604。 米作りが始まると,人々は決まった所に住みつき,家も台地から低地へとうつっていきました。そしていくつかの集落が集まって,小さな村ができました。沼地や湿地の多い作手は米が作りやすいので,この時代には,かなり多くの人が往むようになっただろうと考えられます。  米作りが始まって村ができると,みんなに米作りを教えたり,さしずをする者も出てきました。米をたくわえることもできるようになり,しだいに豊かさのかや身分の差ができてきました。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で  注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。  注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。 【おまけ】
所沢市公式YouTubeチャンネル より