人流?? 『歌川国芳×伊藤文人 あそび絵くらべ』(伊藤文人・作・文)
天気のよい一日でした。
今日も何度も耳にし,しっくりこないのが「人流(じんりゅう)」という言葉です。
みなさん気になりませんか?
「人の流れ」と言えばよく,“新語”でなければ表せないことを言ってはいなさそうです。
首相や知事らが会見で使っているので,政治家の“符丁”が思いがけず広がったのでしょうか…。
「ソーシャル・ディスタンス」も気になりますが,多くの人が遣えば“それが新語”でいいのかな…。
午前中,キャリアコンサルタントで,DXについて,情報交換,セカンドキャリアについての勉強会でした。
最初,DX(Digital Transformation / デジタルトランスフォーメーション)の現状とこれからについて話を聞きました。
新しく聞くこと,知ることも多く,そこからキャリアコンサルティングについて考えました。
「セカンドキャリア」のグループでは,いろいろな業種・職種での現状や課題について情報交換し,今後を相談しました。
前回,「用語(セカンドキャリア)が現状に合わない…」の声があり,それに代わる「○○キャリア」の提案がありました。セカンドキャリアは“定年”を節目としで言われますが,再雇用,定年延長など環境が変わり,さらに転職によりキャリアのとらえ方も変化しています。提案の言葉がしっくりきましたが…。
家族が図書室から借りた『歌川国芳×伊藤文人 あそび絵くらべ(アートde楽しい!シリーズ/東京美術・刊)を楽しく観ました。
表紙カバーに,“あそび”に誘う言葉が書かれています。
何かがヘン? 何に見える? 何が隠れてる? 幕末の鬼才歌川国芳と / トリックアーティスト伊藤文人 / 時代を超えた, / 笑いと驚きのコラボレーション作品集。 / ふしぎな絵,おかしな謎とき絵が / たくさん登場します!プロローグでは,歌川国芳の作品を載せ,「旺盛なサービス精神」,「持ち前のユーモアで,あらゆるものを描きこなす」,「得意のパロディー 時に悪のりしすぎることも…」,「ダジャレが大好き」,「妖怪画なのにほのぼの」,「神様さえも,遊びのネタに」の見出しを付けて戯画を紹介しています。 作品ごとの説明を読むと,これまで「面白い絵」としか見えていなかったものが,違って見えてきます。そして,他の作品をいろいろ見てみたくなりました。 各章では,まず歌川国芳の作品と説明があります。その後に,著者の作品が続き,その“楽しさ”に笑いと発見があります。 最後に「脳を鍛える 七変化はめ絵」がありました。
見本の絵を参考に,裏おもてに絵を描き入れてみましょう。切り抜いて裏返すと,絵柄の“早替わり”が楽しめます。自分の作品を楽しめるようになっていましたが,借りてきた本のため切り取れず,残念。 笑いと不思議で,わくわくしてきます。きっと脳もわくわくし若返りそうです。 元気になる一冊でした。
目次 プロローグ 究極のエンターティナー 歌川国芳の戯画 拝啓 うたがわくによし様 その一、目をだます,脳をだます だまし絵くらべ その二、文字を絵にする,絵を文字にする 文字わざくらべ その三、さかさにすると世界が変わる さかさ絵くらべ その四、正体見たり,枯れおばな 影絵くらべ その五、雑魚集まりて,鯨と化す 寄せ絵くらべ エピローグ1 国芳戯画の真骨頂! 動物ワンダーランド エピローグ2 摩訶不思議へのいざない 伊藤文人の文字アート