集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

人流?? 『歌川国芳×伊藤文人 あそび絵くらべ』(伊藤文人・作・文)

花0425。 天気のよい一日でした。  今日も何度も耳にし,しっくりこないのが「人流じんりゅう)」という言葉です。  みなさん気になりませんか?  「人の流れ」と言えばよく,“新語”でなければ表せないことを言ってはいなさそうです。  首相や知事らが会見で使っているので,政治家の“符丁”が思いがけず広がったのでしょうか…。  「ソーシャル・ディスタンス」も気になりますが,多くの人が遣えば“それが新語”でいいのかな…。  午前中,キャリアコンサルタントで,DXについて,情報交換,セカンドキャリアについての勉強会でした。  最初,DXDigital Transformation / デジタルトランスフォーメーション)の現状とこれからについて話を聞きました。  新しく聞くこと,知ることも多く,そこからキャリアコンサルティングについて考えました。  「セカンドキャリア」のグループでは,いろいろな業種・職種での現状や課題について情報交換し,今後を相談しました。  前回,「用語(セカンドキャリア)が現状に合わない…」の声があり,それに代わる「○○キャリア」の提案がありました。セカンドキャリアは“定年”を節目としで言われますが,再雇用,定年延長など環境が変わり,さらに転職によりキャリアのとらえ方も変化しています。提案の言葉がしっくりきましたが…。  家族が図書室から借りた『歌川国芳×伊藤文人 あそび絵くらべ(アートde楽しい!シリーズ/東京美術・刊)を楽しく観ました。  表紙カバーに,“あそび”に誘う言葉が書かれています。
 何かがヘン?  何に見える?  何が隠れてる?  幕末の鬼才歌川国芳と / トリックアーティスト伊藤文 / 時代を超えた, / 笑いと驚きのコラボレーション作品集。 / ふしぎな絵,おかしな謎とき絵が / たくさん登場します!
 プロローグでは,歌川国芳の作品を載せ,「旺盛なサービス精神」,「持ち前のユーモアで,あらゆるものを描きこなす」,「得意のパロディー 時に悪のりしすぎることも…」,「ダジャレが大好き」,「妖怪画なのにほのぼの」,「神様さえも,遊びのネタに」の見出しを付けて戯画を紹介しています。  作品ごとの説明を読むと,これまで「面白い絵」としか見えていなかったものが,違って見えてきます。そして,他の作品をいろいろ見てみたくなりました。  各章では,まず歌川国芳の作品と説明があります。その後に,著者の作品が続き,その“楽しさ”に笑いと発見があります。  最後に「脳を鍛える 七変化はめ絵」がありました。
 見本の絵を参考に,裏おもてに絵を描き入れてみましょう。切り抜いて裏返すと,絵柄の“早替わり”が楽しめます。
 自分の作品を楽しめるようになっていましたが,借りてきた本のため切り取れず,残念。  笑いと不思議で,わくわくしてきます。きっと脳もわくわくし若返りそうです。  元気になる一冊でした。
   目次 プロローグ 究極のエンターティナー 歌川国芳の戯画 拝啓 うたがわくによし様 その一、目をだます,脳をだます   だまし絵くらべ その二、文字を絵にする,絵を文字にする   文字わざくらべ その三、さかさにすると世界が変わる   さかさ絵くらべ その四、正体見たり,枯れおばな   影絵くらべ その五、雑魚集まりて,鯨と化す   寄せ絵くらべ エピローグ1 国芳戯画の真骨頂! 動物ワンダーランド エピローグ2 摩訶不思議へのいざない 伊藤文人の文字アート