集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

作手の概要 (作手の名勝と史跡めぐり)

花0426。 よい天候が続いていますが,部屋の中にいると“肌寒い”感じがして,上着を一枚多く着て過ごしました。  みなさんのところは,寒くなかったですか。  この後,第1回作手地区学校運営協議会つくで交流館であり,今年度も委員として参加します。  新型コロナ禍が続く中,こども園,小学校,中学校の活動が,地域の方々との協働で充実したものとなるよう協議,意見交換ができればと思います。  みなさん,よろしくお願いします。  『作手の名勝と史跡めぐり』(発行1997年?)からです。 ********     作手の概要 遠景0426。 作手村は愛知県の東部に位置し,東西約8km,南北に約16kmの台形をした村で,標高約530mの高原地である。村の中央には国道301号が通っており,豊田市岡崎市新城市鳳来町と各地からのドライブには誠に快適な所である。  気候は高原地の特徴がでている。一口に言って『夏は涼しく,冬は北西の風が強く寒い』と言うことができる。七・八月の気温は新城市と比較しても,約三〜四℃は低い。特に朝夕の涼しさは格別である。このため,この頃では別荘地として開発されつつある。雨量は平地よりも多く,このため湿原の植物や山林には適地といえる。 村章0426。  降った雨は,豊川水系矢作川水系とに分かれる。豊川水系は巴山を源として,清岳(キヨオカ)・白鳥(シラトリ)地内の小川と合流して豊田水系巴川となり保永(ヤスナガ)地区で本宮山より流れる水と合流して大和田地内を下り,鳳来町に至る。また,巴山を源にして東に流れる水は,草谷川を経て矢作川水系巴川となり田原・黒瀬を通り,善夫地内で菅沼川と合流して,東加茂郡三河湖に入る。 サギソウ0426。 この作手には旧石器時代より人が住んでいたことが,『作手村歴史民俗資料館』展示の尖頭器片から知ることができる。これらの土器片は作手の北部,菅沼地区にある「ヌメガイツ遺跡」「田ノ口遺跡」等から出土している。また,南部に弓木(ユンギ)という集落があり,ここの「大屋貝津遺跡」からも出土している。縄文時代弥生時代の遺跡も発見されていて,古代より人が住んでいたと察することができる。 《写真》 川尻城址から高里中心部を望む 《図上》 作手村章 《図下》 作手村の花 サギソウ ********  注)これまでの記事は〈タグ「史跡めぐり」〉で 【関連】   ◇作手こども園   ◇新城市立作手小学校   ◇新城市立作手中学校   ◇愛知県立新城東高等学校作手校舎   ◇新城市つくで交流館