春作業。『お探し物は図書室まで』(青山美智子・著)
天気のよい日でしたが,気温が上がらないのか,肌寒さを感じる日でした。上着を一枚多く着て過ごしました。
午前中,地区の保全会の作業がありました。
まず,水田に水を送るポンプ場と貯水池の掃除をしました。底に溜まった泥を片付け,水をためる準備です。
手際よく作業が進み,綺麗になりました。
農地の土地改良が行われてから年数が経ち,いろいろな“傷み”が出ています。早目に“手を入れておく”ことがよいのですが,なかなかできずにいます。
毎年の準備や途中の点検をしながら,できるだけ長くつかっていけるようにしたいと思います。
みなさん,お疲れさまでした。ありがとうございます。
春の農作業,稲作が始まります。
2021年本屋大賞の一冊『お探し物は図書室まで』(ポプラ社・刊)です。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が,訪れたコミュニティハウスの図書室で,レファレンスを受けた“思いもよらない本”を手にします。
図書室にいた女性のネームホルダーには「森永のぞみ」とあり,レファレンスコーナーには…。
そこに座っていたのは,とてつもなく大きな女の人だった。 はちきれそうな体の上に,顎のない頭が載っている。ベージュのエプロンに,目の粗いアイボリーのカーディガン。肌も白く服も白く,「ゴーストバスターズ」に出てくるマシュマロマンみたいだ。「何をお探し?」 こう声をかけてきたのは,司書の「小町さゆり」さん。
すっと姿勢を正し,キーボードの上に両手を置いた。そしてばばばばばばばっとものすごい速さでキーを打った。指だけが機会になったみたいだった。5人それぞれが求める本と“もう一冊”を紹介してくれます。されに合わせて“○○”を…。 この“○○”のヒントが表紙にありました。 5人への“もう一冊”は…。
○朋香(21歳) 『ぐりとぐら』 ○諒(35歳) 『英国王立園芸協会とたしなむ 植物のふしぎ』 ○夏美(40歳) 『月のとびら』 ○浩弥(30歳) 『ビジュアル 進化の記録 ダーウィンたちの見た世界』 ○正雄(65歳) 『げんげと蛙』こんな図書室で,チャーミングな司書さんとお話ししたくなります。 ”本当に探しているもの”が何だったのか,それに気づきます。 明日への元気,活力が沸いてくる5話です。
目次 一章 朋香 二十一歳 婦人服販売員 二章 諒 三十五歳 家具メーカー経理部 三章 夏美 四十歳 元雑誌編集者 四章 浩弥 三十歳 ニート 五章 正雄 六十五歳 定年退職【関連】 ◇青山美智子 (@michicoming)(Twitter) ◇本屋大賞(NPO 本屋大賞)