新年度が始まりました。『ドラゴン桜2』(三田紀房・著)
“暑い”日になりました。急な暑さに,まだ体がついていけない感じです。
季節に合った“体感”で過ごしたいものです。
新年度が始まりました。
あなたの“事はじめ”は何でしたか。勤め先で,「一年の方針」「この先の計画」が発表されたり確認されたりしたと思います。
学校ホームページに「○○プラン2021」や「校長先生の言葉」を掲載する学校がありましたが,以前より少ないような気がしました。新型コロナ禍での教育活動が続き,“地域との交流”が難しくなっているかもしれませんが,こういう状況だからこそ「協働」は重要です。
地域との“協働”には,“学校からの情報”が欠かせないと思いますが,先生,いかがですか。
この『ドラゴン桜2(15)』(講談社・刊)をご存じですか。
「興味がない」 「マンガは読まない」と言われる方もあるかと思いますが,ビジネスマンにも響く「ことば」のある作品です。
この作品を原作に,今月からTBS「日曜劇場」で放送されます。前作は2005年に放送され社会的ブームになりました。本作も話題になりそうです。
ドラゴン桜とは 没落した“バカ高校”龍山を再建すれば,自身の弁護士としての名声が,うなぎのぼり!一生安泰!! と考えた男,桜木建二による「東大受験スポ根エンターテインメント」。 “創世記”となる前作『ドラゴン桜』では,受験の“真髄”をとらえた数多のテクニックを惜しみなく公開し,ニッポンの受験界を変革! 本作は,2020年度に控えた「大学入試改革」を見据えた新シリーズである。今年も合格と成功の象徴「ドラゴン桜」が咲き誇る──。単行本は「1限目 学校の危機」(1巻)から始まり,「121限目 みんなで受かる」(15巻)が最新です。 『ドラゴン桜2』では,前作から“時”が過ぎ,社会状況や環境が大きく変わっています。そして子供が…。 生徒を前に,東大専門コースを作ると宣言した桜木に,教頭が,
そういう子供たちですから,頭ごなしに押し付けられることを最も嫌います。 命令口調で一方的に強要されると途端に拒絶します。と,“今どき”の子供達の反応を語りかけます。 それに対し,桜木は,次のように強く言います。
本当にそうか? (略) 新3年生300人全員そうか? 俺の言うことにただの一人も心を動かされないと思うのか? わかってないのは教師のお前らだ。子供の気持ちが300人全員同じなんてありえない。 子供たちの個性を尊重するなどと口では言いながら,子供の個性を見極めようとしていないのはお前らだ。教師は変わっていくのか。龍山高校は動き出すのか。 「98限目 教育の目的」で,理事長代行と桜木がお互いの教育理念をぶつけ合います。 もし,この場にいたら,あなたは何と述べ,対抗していくのか…。 受験勉強の“姿勢”は,昔も今も変わらないように思います。しかし,その“構え”や“ツール”は大きく変わっており,その“実際”を作品のなかで見せています。 新たな生活,学習を始めるにあたって,変化や飛躍のヒントが見つかる作品です。 いかがですか。 【関連】 ◇『ドラゴン桜2』公式サイト ◇三田紀房 公式サイト ◇ドラゴン桜2(公式)(@mita_norifusa)(Twitter) ◇三田紀房(ト?ラコ?ン桜/インヘ?スターZ)(@mita_norifusa)(Instagram) ◇日曜劇場『ドラゴン桜』(TBSテレビ)