集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「はやぶさ2」。『かかわりの糸を結ぶ21の言葉』(曽山和彦・著)

実1204。 よい天気が続き,今日も綺麗な青空の一日でした。  夕方(16:00〜),小惑星探査機「はやぶさ2」の地球帰還について宇宙航空研究開発機構JAXA)の記者会見があり,ネット中継を見ていました。  明日午後,カプセルを分離し,6日午後にオーストラリア南部の砂漠に着陸となるようです。その模様はネット中継されます。また,再突入カプセルの予測軌跡を表示させるアプリ「Reentry AR」が公開されています。  今回のミッションで,どのような報告がされるのか楽しみです。 【はやぶさ関連】   ◇JAXA Hayabusa2 Project   ◇小惑星探査機「はやぶさ2」(@haya2_jaxa)Twitter)  本書の曽山氏には,以前,“構成的グループ・エンカウンター”を活用した学習指導について指導をいただいたことがあります。  その後も,気になる子,発達障害の子への指導についての原稿や図書で学ばせていただきました。  曽山氏の初めての“子育て応援本”『かかわりの糸を結ぶ21の言葉―親から子へ』(hito*yume book/文渓社・刊)です。  「10でも50でもなく,なぜ21の言葉なのか…」,その“”を考えながら本を開くと,「はじめに」で
 W・ボウエン著『もう、不満は言わない』の中に,「鶏の卵は孵化するのに21日かかる。人間が新しい行動を習慣にするにもやはり21日かかる」という一節があります。ボウエンは,この考えをもとに「21日間,不平不満を言わない」というチャレンジを提唱していますが,私も氏にあやかり,「21の言葉を一日一つずつ,自分や相手にかける」ことを皆さんにお薦めします。「言葉をかける」という行動がやがて習慣となり,お互いを結ぶ「かかわりの糸」が太くなっていくことでしょう。
と,「21の言葉」を選んだこと,願いを述べていました。  6つの場面で,21の言葉(目次参照)から,「あなたの姿」「あなたの聴くと話す」を伝えています。  それぞれの「言葉」について,4ページのマンガがあり,続く4ページで説明があります。マンガの前半は「よくある家族のようす。でもマズイ?」,そこから後半は「○○なのは何で? そうか○○すれば…」と,言葉の意味に気づきます。そして,説明を読むと,「なるほど。そうか。」と納得するでしょう。
○ 関係性を破壊する「□□の△△メッセージ」 ○ 関係性を構築する「□□の○○メッセージ」
 本書を読んでも,「こんなに上手くはいかない」と思われるかもしれません。 しかし,読んだだけでは何も変わりません。  「21の言葉を一日一つずつ,自分や相手にかける」チャレンジをしてみましょう。新しい“”がさしてきたことに気づくでしょう。  保護者のみなさんはもちろん,教員の方々にもお薦めです。  子供達との会話を考え,見直す一冊となるでしょう。
   目次 はじめに 今どきの子どもとのかかわり方 生活面が気になる…   1 正しいことを言うときは少しひかえめに言う   2 うまくやれているときを見逃さない   3 ほころびは小さいうちに修繕する   4 言葉はスリムなほど伝わる   5 「私」の気持ちを伝える 勉強面が気になる…   6 今、見ている景色を楽しむ   7 There is always another way. どんなときでも、違うやり方かある   8 考え方次第で悩みは消える 私(親)とのかかわりが気になる…   9 「沈黙」の中にも言葉がある  10 「型」の中に見いだす違いが「個性」になる  11 フレンドリーではありたいがフレンドにはならない  12 うなすきという「現実の打ち出の小槌」を振る 友達とのかかわりが気になる…  13 大人の階段を一歩先に登っている  14 関係つくりの第一歩は相手への関心から  15 「引き算」ではなく「足し算」をする きょうだいとのかかわりが気になる…  16 カイン・コンプレックスを心に留めおく  17 「陰褒め」でお互いの仲をとりもつ  18 子どもが持っている「グローブ」に「ボール」を投げる 私自身が「親」として気になる…  19 ストロークバンクを「プラス」にしておく  20 倒れずにいられた理由を考えてみる  21 笑うから幸せになる 現役大学生にアンケート! 私の本棚から  子育てに活かせる21のお薦めBook おわりに 参考文献
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