広島原爆忌。合唱曲『ねがい』
今日も天気の良い,暑い日になりました。
今日8月6日は,75回目の広島原爆の日でした。
“その時”を「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)の中継を見ながら迎えました。
黙祷に続く,平和宣言で,松井一実広島市長は『連帯』を強調しました。
【関連】
◇世界から寄せられる『ねがい』№5(ヒロシマから発信する平和・『ねがい』)
◇ねがい (合唱曲)(Wikipedia)
◇広島市内中学校4校共同制作アニメーション「ねがい ver. 3」(YouTube ThecityofHiroshima)
◇平和・広島をテーマにしたアニメーション制作支援事業(広島市公式ホームページ)
○ スペイン風邪では,敵対する国家間での「連帯」が叶わなかったため,数千万人の犠牲者を出し,世界中を恐怖に陥れた。 ○ 新型コロナウイルスという人類に対する新たな脅威に,自国第一主義に拠ることなく「連帯」して脅威に立ち向かわなければならない。 ○ 今があるのは,先人が互いを思いやり「連帯」して苦難に立ち向かった成果。 ○ 世界中の人々が核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて「連帯」することを市民社会の総意にしていく責務がある。続く,子供達による「平和への誓い」は,平和宣言と同じ「75年は草木も生えぬ」と言われたことから始まり,
私たちは,互いに認め合う優しい心をもち続けます。 私たちは,相手の思いに寄り添い,笑顔で暮らせる平和な未来を築きます。 被爆地広島で育つ私たちは,当時の人々があきらめずつないでくださった希望を未来へとつないでいきます。と力強く述べました。 日常の幸せに感謝し,未来(あす)を思う日でした。 【関連】 ◇広島市 - 平和宣言【令和2年(2020年)】 ◇「平和への誓い」(広島市) ◇原爆・平和(広島市) ◇Googleマップ「原爆ドーム」 【これまでの記事】 ◇研究会。広島原爆忌。(2019/08/06 集団「Emication」) ◇広島原爆忌(2018/08/06 集団「Emication」) ◇広島原爆忌。「♪ 一本の鉛筆」。(2017/08/06 集団「Emication」) ◇広島原爆の日,そして(2016/08/06 集団「Emication」) 先日,「広島・ヒロシマ・原爆」を調べていて,合唱曲『ねがい』について知りました。
2002年3月8日。卒業式を2日後に控えた広島市立大州中学校で,3年生170名が,学年卒業式「ザ☆ピース」を行いました。 3年間行ってきた様々な表現活動の締めくくりとして,平和をメインテーマに13曲の学年合唱を体育館に響かせ,在校生に文化を残しました。 そこで歌われた合唱曲の一つは,大州中学校と広島合唱団の交流から生まれたものです。その曲の詞は,中学生が作った平和宣言に,映画『カンダハール』のモフセン=マフマルバフ監督のメッセージが加えられたものです。 「21世紀,ヒロシマで生まれたイマジン」として,広島の中学生の平和のための小さな活動が,『ねがい』という曲になりました。4番までだった曲ですが,その後,「5番目の歌詞を作ろう」という運動が広がっていったそうです。 その詞が増え,500番,1000番,2000番…と広がっています。 子供の「平和への学び」が,“文化”を創り,子供達の“文化”として広がっています。 あなたは,どのような詞を続けますか。
「ねがい」 作詞;大州中学校3年生有志 編詞;山の木竹志 作曲;たかだりゅうじ 1 もしもこの頭上に 落とされたものが ミサイルではなく 本やノートであったなら 無知や偏見から 解き放たれて きみは戦うことを やめるだろう 2 もしもこの地上に 響きあうものが 爆音ではなく 歌の調べであったなら 恐怖や憎しみに 囚われないで 人は自由の歌を うたうだろう 3 もしもこの足下に 植えられたものが 地雷ではなく 小麦の種であったなら 飢えや争いに 苦しまないで 共に分かち合って 暮らすだろう 4 もしもひとつだけ ねがい 叶うならば 戦争捨てて 世界に愛と平和を このねがい叶うまで 人類(わたしたち)は 歩みつづけることを やめないだろう