集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

作手三弘法と甘泉寺和讃 (続 つくで百話)

花0805。 朝は雲が目立ちましたが,日中の気温が上がり“暑い日”になりました。  出先では,風がなく暑さが増して感じました。  みなさん,元気に過ごしましたか。  ニュースや情報番組で聞くだけだった“PCR検査”でしたが,身近に受診者がいました。
   PCR検査について(厚生労働省) ・ PCR検査に医療保険を適用することとしました(3月6日〜)。これにより、保健所を経由することなく、医療機関が民間の検査機関等に直接依頼を行うことが可能となり、民間検査会社等の検査能力の更なる活用が図られることになります。 ・ 新型コロナウイルス感染症の診断における鼻咽頭ぬぐい液及び唾液の有用性について、発症から9日以内であれば、両者で良好な一致率が認められるとの研究結果が示されました。 この結果をもとに、6月2日、「症状発症から9日以内の者については唾液PCR検査を可能」とすることとしました。
 「仕事で濃厚接触者と一緒だったので,PCR検査を受け…。陽性なら電話で,陰性ならメールで連絡と言われ…。」  メール連絡があり…,それまでは…。  “巣ごもり生活”をしていると縁遠い話だと思ってよいと思いますが,働き盛りの年代には“すぐ横にある”日々のようです。  気づきと考えることのある話でした。  『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「作手三弘法と甘泉寺和讃」の項からです。 ********     作手三弘法と甘泉寺和讃  今は既に故人となられた杉浦彦重氏(鴨ヶ谷)の創作された作手三弘法大師と甘泉寺の和讃全文が手にはいったから記載したい。氏は,文化人でもあり,篤信の仏教徒でもあった。  文中「ころは昭和の三年の,もみじは秋の末つがた…」とあることに依って,作手三弘法勧請の由来が明らかにされている。私は当時,刈谷市にいたが,郷里からいただくお便りで,このことをうかがったような記憶がある。(鈴木 太富)   作手三弘法大師わさん  みかわのくにになもたかき せんひゃくよねんつたわりし 三こうぽうのごりやくは あまねく人のしるごとく そのおんとくをしたうてぞ あおぎまつれる人々が ころはしょうわの三ねんの もみじはあきのすえつがた この三ぞんのごぶんしん つくでのさとにかんじょうし だいじをてらすじしょういん かんろのみずはかんせんじ たかき,やしきそうじいん このえかじにあんちして すえのよまでもつくでなる 三こうぽうとあおぐなり    ありがたや たかののやまのいわかげに だいしはいまにおわします   甘泉寺わさん  はなのつくでになもたかき しょうりゅうざんはかんせんじ さんもんさきにたちならぶ  おうぎのすぎのとしふるく かんろのみずはきよくして のりのいずみのそこふかし さんもんくぐりていしざかを のぼればまへはごほんどう みぎにたてるはしょうろうで ひだりにそびえしひともとは せかいにそのなもこうやまき そのかたわらにたてたるは ながしのじょうのちゅうしんと そのなをのこすかつあきが ひかしをしのぶふんぽなり ごほんぞんはしゃかにょらい みどうにあんちしましまする 三こうぼうの二ばんにて みをくりだいしとあおぐなり    いしざかを はるばるのぼればかんせんじ こうやのまきはよにもなだかき    かんろなる みずきよらかなかんせんじ ほとけのちかいあらだなりけり ********  注)これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で  注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で