集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

俗信(11) (続 つくで百話)

今日0730。 今朝,パソコンで資料を確認していて,ケータイの大きな警報音ビックリ!!  「緊急地震速報」でした。  同時に,地区の防災無線警報を伝える放送が流れました。  しばらく構え(備え?)ましたが,揺れはありませんでした。  発災に構える間,倒れそうな物から離れましたが,特に“何もできない”まま時間が過ぎました。  今回,大地震は起こりませんでしたが,さてどう備えようか…。  昼が過ぎても,を感じる日でした。  出かける時,前方が見えにくいほどに霧の出ている場所もありました。  安全に注意して運転をしました。  『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「俗信」の項からです。 ********     俗信  九、農事に関するもの 苗代へ小便をすると雨が降る 苗代へ小便をすると田の神様の罰があたる 束苗をそのまま植えると葬式米になりたいという 苗をたばねた藁の輪の中へ苗を植えるな 田植えの時の泥を落さぬと疲れがぬけぬ 里芋は田植歌をきかぬと芽を出さぬ 南瓜のなっているのを指でさすと腐る 二百十日に出揃って二百二十日に傾く 雨の降る日に粟畑へはいるな 稲刈り始めに鎌を三度いただくと手をきらぬ 女が砥石を跨ぐと割れる 麦と人間はよく踏みつける程よくなる お蚕は牛と仲よしだ 午歳の人が蚕を飼うと豊作,戌年の人は凶作だ 苗代田を植え終る時は尻の向きをかえるな 三月牛蒡をまくと憂い事がある 籾まきの日に髪を洗ったり,結ったり,散髪をすると籾が畦をとびこす 葱にさわるものじゃない 榎の露がかからぬと馬は丈夫はならない コウ日に田植えをすると葬式米になる (つづく) ********  ※冊子の記述,用語には,現在に合わないものもあります。  注)これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で  注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で