集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

大雨。俗信(9) (続 つくで百話)

花0725。 昨夜,激しい雨(39mm/h)の音と雷鳴に驚き,このまま降る続けるのはないかと心配になりました。  その後も雨が降り続き,午前中,激しい雨(30mm程)が続き,道路や田畑が“激流の川”のように見えました。  雨量記録は「24時間の雨量が164mm」となっていました。  もう雨はいらないのですが…。  『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「俗信」の項からです。 ********     俗信  七、夫婦に関するもの 月経の女は別のとこで飯をたく 三夫婦揃うと縁起がよい 水性と火性は性が合わぬ 亥年と申年は良縁にならぬ 申寅己の日は婚礼をしない 嫁は庭からはいるものだ 嫁に行く時は帰らないために縁側からでる 婚礼に雨が降るとふりこみで縁起がよい お釜様へ赤いものを供えると妻が威張る えべっ様を下り向きに祀ると嚊天下となる 水柄杓の柄を代えると夫が代わる 嫁の履物は上る方向へ向けてぬぐものだ 婚礼の日に忌み言葉はつつしむものだ  八、気象に関するもの 百舌鳥が啼くと天気がよくなる みみずがでると雨が降る 蟻が宿がえすると二,三日中に雨が降る のみがあたけると天気が変わる 猫が頭を耳越しになでると雨 朝とんびは晴,夕方とんびは雨となる 魚がとび上がると雨 天気が変わる時は鯉が浮き上がる 蛇が沢山でると天気が変わる 蛇が木に登ると雨が降る 夕方ぶよが沢山でて騒ぐと雨 雨天に蝉がなくと天気がよくなる 蛙が木に登って鳴くと雨が降る (つづく) ********  ※冊子の記述,用語には,現在に合わないものもあります。  注)これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で  注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で