集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

俚諺(2)(続 つくで百話)

新幹線0628。 午前中は雨でしたが,午後になり日差しを感じる日になりました。

 夕方の空には,大きな“夏の雲”が見られました。梅雨明けが待たれます。

 天気の悪い土・日でしたが,人の動きは増えてきたでしょうか。

 『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「俚諺」の項からです。

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    俚諺

(つづき)

嫁は上り身代から貰え

夏肥の匂いを嫁にかがせるな

嫁の三日賞め 邪魔なものは姑とはたご

姑という字はむつかしい 仮名で書いても読め(嫁)にくい

嫁に小姑は鬼千匹 煮ても焼いても食えない

ものは姑ばぱさに栗のいが

卯の時雨に笠をぬげ 暑い寒いも彼岸まで

年寄りの色気と青山の火事は消しようがない

入り降り八せん照り八せん

照り八せんに降らん庚申なし

夕立は馬’の背をわける

女心と秋の空変わりますぞえ日に七度

八十八夜の別れ霜 土用ぬのこに寒帷子

大雪は豊年の兆 坊主と風は四ッからでる

己にもちかねて午に降る

桃栗三年柿八年梅はすいすい十三年

二百十日の一穂走り二百二十日の落し木

薬九層倍,百姓百層倍

麦は百日の播き旬に三日の刈り旬

五月女に秋男 稲の鈴花背負っても草をとれ

詩を作るより田を作れ

金と糞溜はたまる程汚ない 先立つものは金

馬鹿につける薬はない 十人十色 青菜に塩

蛭に塩 棒程願って針ほど叶う 後の祭

箸にも棒にもかからぬ 犬の遠吠え

眼に入れても痛くない 鐘太鼓で探す

猫の額程の土地 牛の涎 手前味噌 大根役者

鷹は飢えても穂をつまず 好きこそものの上手

急いては事を仕損じる 慌て者半人足

(つづく)

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 ※冊子の記述,用語には,現在に合わないものもあります。

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