作手の狂俳(4)(続 つくで百話)
青空の綺麗な,暖かい一日でした。
連休を終え,社会が動き出しました。
配達が止まっていた郵便物が届いたり,たくさんの連絡メールの配信が連続したりしました。
また,休校が続いている学校は「夏休みの短縮」などの決定が伝わってきました。
これまらも“日替わりのお知らせ(通知)”が続くでしょう。それに“適切な対応する力”は,これからの生活で大切でしょうね。
今日の連絡(?)のなかに,こんな一節がありました。
「○○(不本意なこと)」が提案される。でも,そこで「グッとこらえる」しかないんです。 管理職は・・かと思いつつ,「決定権を持っている立場の人」が決めたことをひっくり返すのは適切ではありません。教育委員会にしろ,学校にしろ,決定権を握っている方が決めた枠組みの中での最善の行動をする。それが組織というものです。 しかし,そのままでなく,「小さなサイクルで改善するチャンス」を持つべきだと思います。(略) そうした,それなりの時間感覚で改善していく のが(略)…さまざまな場所で,思い・願いの“混乱”や“ずれ”が起こっています。 その組織のなかで“最善の行動”をし,“最良の成果”を出していただきたい。それで負えず,次に向かう“チャンス”を見落とさないよう,全力で行動したいと思います。 いかがでしょうか。 『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「作手の狂俳」の項からです。 ******** 作手の狂俳 森本 鄙楽(川合) 高原吟社より作手高原文化協会へ 戦前から結成されていた高原吟社を始め,あちこちの部落に存在していた吟社を統一して,作手村全域を包含する文化協会を設立したいという意向が,村内の狂俳人の間に次第にもりあがってきた昭和二十五年正月,たまたま佐宗九一翁の満八十才を祝賀し大扁額を贈呈すべく,祝寿満喜郷俳を開巻した機会に,作手高原文化協会を設立することになった。 設立当時の役員は,会長 森本鄙楽,副会長 権田耕石,鈴木啓翠,阿部華影,加藤仁丸。会計書記 原田朱草,阿部青邨両氏が就任した。本会設立についていろいろご指導を賜った中村宙外宗匠,清水半風子宗匠,鈴木庶水宗匠の三氏は顧問として推載することになった。事務的手腕を縦横に駆使して活躍した阿部古城君が病気のため,原田朱草君が事故のため,設立間もなく他界されたことは,本会運営上大きな傷手であった。 吐月庵一歩 佐宗九一翁八十才祝賀之巻 (「天・地・人・花・」選から「天」と「地」を掲載) 竹下豊盛先生御選 天 翁の徳 作手百谷ハイヤ飛ぶ 地 満足 捧げ尽した翁易い 湯廼家半風子先生御選 天 一瞬の春 里に平和の光り満つ 地 歩み倚り 愛の合流点見出す 潜竜居深淵先生御選 天 サソウ 笹鳴きや疎林透けたる海の色 地 歩み倚り 愛の合流点見出す 鳴秋庵孤雁先生御選 天 喜々談笑 寿翁囲みし輪が和む 地 歩み倚り 愛一線に妥協或る 弌天居宙外宗匠御選 天 翁の徳 地方の自治に巨歩光る 地 サソウ 栄え行く宗家の門や梅薫る 夢の家圃*先生御選 天 一陽の春 八十路の祝詩に 頒つ 地 歩み倚り 恋の焦点一致 せる 奥園四友先生御選 天 祝杯 主賓の謝辞に拍手湧く 地 一陽の春 待ち兼ねた父ちゃん帰る 吐月庵一歩先生御選 天 一陽の春 待望の講和が迫る 地 のんぴり 抑留四年の垢流す 昭和二十五年正月吉辰 高原文化協会 ******** 注)これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で 注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で 【おまけ】 この花火の話題(悪疫退散花火)をご存知でしたか。 ◇【公式】Cheer Up!花火プロジェクト 全国一斉悪疫退散祈願 @CheerUp51086043(Twitter) ◇“3密”防ぐため…「悪疫退散花火」をサプライズ開催 新型コロナ影響受ける花火師の思い(中京テレビNEWS)と4回 当地から見ることはできませんが,5月中にあと4回予定しているようです。 花火師さんの「悪疫退散花火」への思いにエールを!
先日の花火の様子が中京テレビさんに特集されました。https://t.co/nRzn87G4mn
— 株式会社村瀬煙火 (@murase_enka) May 7, 2020