集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『どうしても生きてる』(朝井リョウ・著)

花0507。 連休が終わり,社会が“新しい生活様式”を意識して動き出しました。  オンライン授業が始まりましたが,使用する機器によって学び”が違ってきそうです。それぞれの反応を生かして,次のプランを考えようと思います。  さらに,スマートフォンが多い集団(授業),ノートパソコンが多い集団(授業)で,資料も変える必要があるかもしれません。  学校ホームページに,いろいろな記事(情報)があります。休校が再延長され,記事の内容も変わってきているようです。  当地(新城市)の小中学校のホームページから「最新情報」を更新順に掲載するサイトを用意しました。  いろいろな学校を順にご覧になっている方は,更新された記事(学校)を早く見つけられると思います。  ご参考にどうぞ。    ◇新城市立学校の「最新記事」一覧
ホームページ0507。
 図書館が“貸出中止”となる直前に借りることができた『どうしても生きてる』(幻冬舎・刊)です。  短編集ですが,その一つ一つが“重い”感じがして,一気には読み切れませんでした。  「一冊の本を読む」というよりも,「六冊の本を読む」気持ちで,一話一話を楽しむのが合っているようです。  どの話も,“現代を生きる社会人”の姿をありありと描かれています。
『健やかな論理』 祐布子が唯一安心感を得られるのは、死亡者のSNSアカウントを特定できた時だ。 『流転』 妻の妊娠を口実に夢を諦め、仕事に邁進する豊川。だが仕事に誇りを見出せず。 『七分二十四秒目へ』 派遣、契約、正社員、アルバイト。依里子はまず人の雇用形態を想像してしまう。 『風が吹いたとて』 異動後、痩せていく夫への心配と苛立ちを等分に抱えた由布子は、突如覚醒して。 『そんなの痛いに決まってる』 良大は妻の収入が自分のそれを上回った瞬間、妻に対しては勃起できなくなった。 『籤』 みのりはある夜夫と喧嘩になった。原因は、胎児の出生前診断をめぐる意見の相違。
 じゅうよんかい。  その音が流れ込んできた私の指先の神経が,カバンの奥深くに仕舞い込んだはずのスマホが放つ電波と,そっと繋がった気がした。    なつきたかはし @natsuki__TKHS 9月26日    今日あやと撮った(略)
 祐布子の表情が浮かびました。  6話の登場人物のなかに,あなたの気持ちにグサッとくる女性がいるかも。  ゆっくり読み進んでください。
   目次 健やかな論理 流転 七分二十四秒めへ 風が吹いたとて そんなの痛いに決まってる 籤
【関連】   ◇朝井リョウ (@asai__ryo)Twitter